錦です。
2020年の半導体の面白さは、CESから始まり、今現在、コロナウイルスの影響が若干当初の予定よりも1ヶ月ほど遅れていますが、おおよそ予測通りの状態になっています。そこで、今回は2020年春から夏にかけてのCPU/GPUを予想をまとめてみたいと思います。
今後・直近のCPU・GPUのローンチ予測
では、いまわかっている今後のCPU・GPUのローンチの予測と、今現在すでに販売されている情報をまとめてみましょう
- 1月:【AMD】Radeon RX 5600 XT発売
- 2/8:【AMD】Ryzen Threadripper 3990X発売
- 3/21:【NVIDIA】GeForce RTX 30シリーズ発表・発売(3080 Ti/3080/3070?)
- 3月-4月:【Intel】Comet Lake-S/H発表・発売
- まもなく?:【AMD】B550/A520チップセットのローンチ
- 5-6月?:【AMD】Zen3発表
- 春~夏:【AMD】Radeon RX 5800/5900/5950などハイエンドNavi発売?
- 夏?:第4世代Ryzen 登場?
- 夏頃:【Intel】Tiger Lake-U/Y発表?
2020年前半のトレンドは、メインストリームの充実・ハイエンドの展開が中心となりそうです。
IntelはComet Lake-S/Hの発表を控えている他、省電力ノート向けには第2世代10nmプロセスであるTiger Lake-Uも控えています。
AMDは、CPUの展開自体はかなり先と予想されており、はやくてCOMPUTEX TAIPEI、E3になると見られます。ただ、AMD GPUは、RX 5600というミドルレンジの投入がすでに行われたほか、まもなくRX 5800以上のハイエンドNaviについても登場するものと見られています。ハイエンドNaviにはレイトレーシング
NVIDIAは、3月にもAmpere GPUを登場させると見られており、これはRTX 3080 Ti/3080/3070が少なくとも登場するものと見られます。これだけで胸熱でしょ。
トレンドとしては、Comet Lake-SとRTX 30のコンボ、またはComet Lake-SとハイエンドNaviのコンボが中心になると思われます。
そして何気に重要なのが、B550チップセット。現在、第3世代Ryzenを利用するにはX570というハイエンドチップセットを利用するか、X470やB450といった過去のチップセットを利用するかしかありません。特に、PCIe 4.0を利用するには、X570が必要です。B550チップセット自体にはPCIe 4.0のサポートは含まれませんが、Ryzenから伸びるPCIe 4.0は利用できるマザーボードが多数登場すると見られることから、廉価グレードにもPCIe 4.0がやってくるということになります。B550チップセットは廉価グレードのマザーボードに採用されるので、第3世代Ryzenが再燃すると思います。最近、6C6TのRyzen 5 3500が1万円台で発売されたので、それとRX 5600とかRX 5500とかGTX 16シリーズを組み合わせて安価ゲーミングが流行しそう(というかそれで自作しようかな)。
ほかにも、第4世代Ryzenが登場するとかなんとか。そもそもCESでZen 3が出てこなかったのは完全に誤算で、じゃあCOMPUTEXとE3で新型Ryzenね。って思ってましたが。どうやら、COMPUTEXでZen 3、E3以降に製品が出てくるのかなと思います。