前回の最後に次は日本橋レポートに〜〜みたいな言った覚えがあるが、ことがうまく運んで購入が終わった。今回はその構成を中心になぜそうしたのかについてお話する。
そのまんまですが、新しく作っていこうとしている自作PCの構成やらを話していくシリーズです。
前回はこちら。今回の記事だけでもお楽しみいただける。
コスパを重視しつつ妥協しないPCを作りたい!【錦、PCの自作を検討する Part 1】 - Nishiki-Hub
振り返り
振り返りというか、今回の私の願望を再度述べる。
- 安く抑えたい
- ミドルレンジ~ハイエンドで
- 一通り何でもできるPC
- 現環境で最も性能の良いPC
この願望が叶うPCは構成できたのか。見ていこう。
今回の構成
では、今回の構成を見ていこう。
概略 | 製品 | |
---|---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 5700 X |
GPU | Radeon RX 6700 XT | ASUS Dual Radeon RX 6700 XT 12GB OC Edition |
RAM | 16GB x 2 DDR4-3200 |
CFD D4U3200CM |
M/B | AMD B550 | ASUS TUF GAMING B550 Plus |
電源 | 650W Bronze | ENERMAX TRIATHLOR FC 650W |
SSD | 1TB PCIe 4.0 x 4 | WD_BLACK_SN770 |
ケース | Thermaltake Versa H26 | |
CPU FAN | AINEX CC-08 | |
Wireless | Intel AX200 |
となった。これで価格はキャンペーンを多数利用したので13万円程度に収まっている。予算通りの価格となった。OSは使い回すので価格には含まない。
正直、パーツは価格の変動が激しく、対してBTOは価格の変動が穏やかなため、マイニングブーム下のようなパーツの価格が急激に上昇するようなタイミングではBTOのほうが価格を抑えることができる。しかし、逆に下落している場合は、自作のほうが価格を抑えることができる。今回がその最たる例で、RX 6700 XTはなんと5万4千円という破格で購入することができて満足である。
マザーの仕様
前回、ASRockのSteel Legendsが理想だと話したがその理由は拡張性が高いというのが理由である。別にOCするわけでもなし電源周りにハイスペックを要求していない。そこにTUF GAMINGが1.5万円のセールと(パソコン工房)。そして、パソコン工房のCPU・メモリのセット割を利用して安価に抑えた。総じて2万円程度安くなったはずだ。
TUF GAMINGの仕様としては、PCIe 4.0がCPUから伸びるM.2とPCIe x16である。これは一般的なB550と同じだ。それ以外にPCIeがx1 本とx16が1本ある。これはチップセットから伸びるものである。
M.2は前述のCPUから伸びるものに加えてWi-Fi用で1基、ストレージ増設用でもう1基ある。これまた普通の拡張性だ。なお、SATAが6基搭載されているが、そのうち2基はストレージ増設用のM.2と排他仕様である。
私いう拡張性とは背面ポートである。TUF GAMINGは嬉しいことにUSBがやたら多い。USB 3.1 Gen 2のポートがUSB-AとUSB-Cでそれぞれ1基ずつあり、それ以外にもUSB 3が4基、USB 2が2基ある。そして、このケースもなかなかすごくて、全面にUSB 2とUSB 3がそれぞれ2基ずつ搭載されている。
かなり良い。
コスパは格段に良くなっている
RX 6700 XTはグレード的に見ればどのレベルかというと、GeForce RTX 3070程度だ。DLSSがない分ゲームにおいて影響が出る可能性もあるが、RDNA 2は素のGPU性能がかなり高いため大きな問題ではないだろう。特に私はこのPCをゲームを主として使うためではないため大きな影響はない。
RX 6700 XTの価格は今もおおよそ6万前後が下限となっているが、まもなくRadeon RX 7700 XTのようなGPUも登場するだろうから、価格は下がること間違いない。ただし、在庫切れまでのリミットが迫っているというのも事実なため購入を検討しているなら早めに決断しておくほうが良いだろう。
Ryzen 7 5700Xも30,800円とお求めやすい価格となった。8コアでそれなりの性能を持つCPU。キャッシュも32MBであるところを見ると、シングルチップレットであるが、シングルチップレットの中では最高峰のプロセッサとなっている。ここで少しネタバレだが、この記事を書いている時点ですでにPCが組み上がっている。ベンチマークの結果では、Comet Lake(第10世代Core)の最上位グレードレベルの性能が出る。Alder Lakeのi7-12700と同じくらいの性能だ。これだけあれば、プレイするゲームは選ばない。ほぼ全てのゲームが快適に遊べるだろう。
これらのPCを私のようにキャンペーンを駆使して組めばもっと安く12万円程度、高くても15万円程度には収まることは間違いない。
GeForceを検討している方も、NVIDIA一辺倒にならず、一度Radeonを検討してみてもいいのではないだろうか。
まとめ
価格としては、13万とこのグレードのPCとしてはかなり安く抑えられたのではないか。これで願望のうち「安く抑えたい」がかなった。そしてパーツを見ても、超ハイエンド!とはいえないが、アッパーミドル性能が実現できただろう。これを持って「ミドル〜ハイエンド」と「一通り何でもできるPC」という願望も叶えられた。
今回でパーツが買い揃えられたので、次回はついに起動する(ところからの記事を書く)。普通この手の記事は1つの記事にまとめるべきなのだろうが、なんせ書く時間が最近限られているので許してほしい。次回かその次くらいが最終パートになるだろう。最後まで付き合っていただければ幸いだ。
【次】バランスのいい、何でもできる高性能PCになった【錦、PCの自作をレビューする 最終回】 - Nishiki-Hub