錦です。
Sonyは「Xpeia PRO」を正式発表しました。
Xperia PROは、昨年のWMCにてXperia 1 IIやXpreia 10 IIとともに存在が明らかになったスマートフォンで、物理的なHDMI入力を備えていることが特徴です。カメラなどからXpeia PROに出力することによって、Sub-6とmmWaveに対応した5G回線を使って配信することができたり、4K解像度のディスプレイで撮影している映像をモニターとして確認する事もできます。この、カメラの外部モニター機能では、ピンチインやズームなどができる他、グリッドの表示も可能です。
5Gは、Sony独自のアンテナ設計になっていて、直進性が強く、障害物などに弱いmmWave(ミリ波)に対応するためのアンテナが、上下左右の計4箇所に設置されています。これにより全方向からの回線の接続が可能になり安定した通信が可能です。通信速度は、mmWave利用時 下り最大4Gbps/上り480Mbps、Sub-6利用時 下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbpsとなっています。日本における、ミリ波の対応は、発売時点ではKDDIのみの対応、その後アップデートでドコモにも対応します。ソフトバンクと楽天への対応は未定とのこと。Sub-6はKDDIとドコモに発売時点で対応、残り2キャリアは未定です。
スマートフォンとしての仕様は、SoCにSnapdragon 865を採用、メモリは12GB搭載し、ストレージが512GBに強化されています。ディスプレイは、6.5インチOLEDで、解像度はXperia 1 IIと同じく3,840×1,644、縦横比21:9の4Kなっています。HDR表示に対応する他、BT.2020の公式域表示にも対応、Sonyのマスターモニターを基準とした色温度調節も全固体に施しています。ワイヤレスでは、前述の通り5Gに対応する他、Wi-Fi 6やBluetooth 5.1にも対応します。デュアルSIMもあり、DSDSとDSDVに対応。物理接続には、USB-Cとイヤホンジャック、フルのHDMIポートがあります。生体認証は、電源ボタンについた指紋認証です。
背面カメラは、超広角・広角・望遠とToFセンサとなっており、画素数はいずれも1,220万画素。その他性能を含めXperia 1 IIとおなじになっています。
価格はオープンプライスで、市場想定価格は22万8,000円前後。2月10日に発売予定で、予約開始は本日午前9時より。1月28日からは直営店と一部の家電量販店で展示される予定です。なお、キャリアでの取り扱いはないとのこと。
そもそも、昨年発表されていたスマートフォンなので、SoCがSDM 865とひと世代前になってしまいますが、これと同時に発表されたSonyのデジタル一眼「α1」と合わせて使うプロの方が多くいそうです。ただし、α1とXperia PROだけで、価格は130万円近くになりますけども。。。HDMI入力できれば基本的に配信などが可能なので、Xperia PROが一台あれば「ATEM Mini」などと合わせることによって、外から本格的な中継のような事ができる様になるということでしょうか。