錦です。
Ashes of the Singularityのベンチマークに、未発表のCPUとGPUを搭載したモバイルパソコンが掲載されています。
搭載されているGPUは「NVIDIA RTX A5000 Laptop GPU」、CPUは「Core i7-11600H」になっています。共に未発表の製品になっています。
NVIDIAはこの世代より「Tesla」と「Quadro」のブランドを廃し「NVIDIA Axxx」という製品にしています。現状であればTeslaの流れを汲む「NVIDIA A100」やQuadroの流れを汲む「NVIDIA RTX A6000」があります。両方がAmpereアーキテクチャをベースにしていて、Aというのがそれを表しているのでしょう。
GeForceがゲーム向けなのに対して、Quadroはワークステーション向けのGPUになっています。なので、このデバイスがモバイルワークステーションになっていることがわかります。GPUはこれ以上の情報はないので、存在が明らかになったのみとなりました。
画像内の情報を見ると、CPUの物理コアが12コア、論理コア(スレッド)が12コアになっています。物理コア12コアはおそらくソフトウェアの誤認識で論理コアを参照したものとみられるため、i7-11600Hは6コア12スレッドの製品であることがわかります。そして、製品名の@以下の部分から2.9GHzのベースクロックであることがわかります。
VideoCardzによる、Tiger Lake-Hの仕様は以下の通りです。
SKU | コア スレッド |
ベース クロック |
全コア ブースト |
1コア ブースト |
キャッシュ | iGPU EU |
TDP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
i9-11980HK | 8C/16T | 2.6GHz | 4.5GHz | 5.0GHz | 45W | ||
i9-11900H | 8C/16T | 2.5GHz | 4.4GHz | 4.9GHz | 45W | ||
i7-11800H | 8C/16T | 2.4GHz | 4.2GHz | 4.6GHz | 45W | ||
i7-11600H | 6C/12T | 2.9GHz | 45W | ||||
i5-11400H | 6C/12T | 2.7GHz | 4.1GHz | 4.5GHz | 45W | ||
i5-11260H | 6C/12T | 2.6GHz | 4.0GHz | 4.4GHz | 45W | ||
i7-11375H | 4C/8T | 3.3GHz | 4.3GHz | 5.0GHz | 12MB | 96 | 35W |
i7-11370H | 4C/8T | 3.3GHz | 4.3GHz | 4.8GHz | 12MB | 96 | 35W |
i5-11300H | 4C/8T | 3.1GHz | 4.0GHz | 4.4GHz | 8MB | 80 | 35W |