錦です。
PhoronixによるとIntelがリリースしたLinux向けのパッチから「Alchemist」がDisplay Port 2.0に対応することがわかりました。
Arc
Arc(コードネーム:Alchemist)は、IntelのハイエンドGPUブランドのことで、GeForce RTXやRadeon RXの競合となるGPUです。
Display Port 2.0は、Display Portの最新の規格で、最大16Kの転送に対応しています。
サポート
今回リリースされたパッチでは、Display Port 2.0の対応がわかったのみとなっており、実際にDP 2.0が実装されたわけではありません。スペースホルダーに似ています。
Intelは、DP 2.0のサポートについて、明確に「DG2(Alchemist)」向けと指定しており、ArcがDisplay Port 2.0をサポートしていることを意味しています。また、128b/132bチャネルエンコーディングという、UHBR(Ultra High Bit Rate 超高ビットレート)もサポートしています。
DP 2.0のサポート
DP 2.0は、Intelだけでなく、AMDのRDNA 3でも対応が追加されると言われています。同世代となるNVIDIAのAda Livelace/Hopperは今の所、対応するといった情報はありません。
少なくとも、Intel ArcとRDNA 3がDP 2.0をサポートした最初のコンシューマ向けGPUになるはずです(Appleのが早いかもしれんが)。