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Meteor Lakeの内蔵GPUはハードウェアレイトレーシングをサポートする可能性

錦です。

Coelacanth's Dreamがintel-graphics-compierレポジトリにコミットされたIntelのコミットについて伝えています。

Meteor Lake

今回の話の中心になるのはMeteor LakeとXe-HPGについてでです。

Meteor Lakeの内蔵GPU(tGPU)は根本としてXeアーキテクチャを採用するものの、構造やラインナップとしては異なり、Alder LakeとRaptor Lakeで採用されるXe-LPベースのものから、Intel Arcで採用されているXe-HPGベースのものになりGPUの性能向上が期待されています。

ただし、DG2やAlchemist(Arc)と全く同じかと言われればそうではなく、XMXユニットを用いて実行されるDPAS(Dot Product Accumulate Systilic)という命令をサポートしないなどの違いがあるそう。EUの構成自体も異なると考えられるとCoelacanth's Dreamは指摘しています。

一方で、ハードウェアレイトレーシングについては、レイトレーシングについての記述があるコードに「IGFX_METEORLAKE」が追加されることからサポートされる可能性があるとのこと。

レイトレ

GPU部分ではハードウェアレイトレの実装が進んでいます。先駆けとなっているNVIDIAからはすでにTuring、Ampereと2つアーキテクチャがすでに登場していますし、AMDの「RDNA 2」はRadeon 6000シリーズだけでなく、PlayStation 5やXbox Series X、SamsungのExynosやSteam Deckに対しても採用が広がりレイトレをサポートしています。

そして、Armが新たに発表した「Immortails-G715」でもハードウェアアクセラレータが採用されました。

Intelは、Xe-HPGアーキテクチャでサポートしており、すでにIntel Arcシリーズではレイトレーシング用のユニットをサポートしています。

今回、一般向けCPUの内蔵GPUの部分でレイトレをサポートするとのことでしたが、実はすでにRadeon APUがサポートしており、Intelがそれに続く形になるようです。うまく行けば2024年以降に登場するミドルレンジ以上のPCはレイトレサポートがデフォなのかもしれませんね(あとはApple。お前だけだ)。

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