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iPhone 13には「緊急時に使える」4G/5G圏外でも通話・通信できる衛星通信機能が搭載される ~ ただし利用できるようになるのは来年

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錦です。

MacRumorsによると、Appleのレポートでお馴染みのアナリストMing-Chi Kuo氏が最新のレポートでiPhone 13シリーズに、低軌道衛星通信システムをサポートすると予想していることがわかりました。

LEO

iPhone 13シリーズに搭載されるモデムチップ「Snapdragon X60」ですが、どうやら他のAndroidスマートフォンX60と違うカスタマイズ版のものが採用されるそうです。このカスタマイズ版のX60は、他のX60と違いバンドn53を新たにサポートするそう。伝えるところによると、このn53が低軌道衛星通信(LEO)システムであるそうです。

なお、X60の後継のハイエンドチップX65にはこのLEO通信のサポート(バンドn53)が追加されています。X65が実際に搭載されていくのは2022年になるとのことでAppleが先行して採用する技術になるみたいです。

LEOのパートナーとして提携するのは、Qualcommも提携しているGlobalstarだと言われています。となると、この機能はApple独自と言うよりかはQualcommの技術の先取りという部分が大きいのかな?

LEO通信ができるようになると、4Gや5G圏外で通話や通信が可能になるとのことですが、Bloombergによれば、実際に利用可能になるのは、来年になるとのことです。

機能としては、衛星通信を用いて4G/5Gが届かないときにメッセージアプリから特定の人に向けてメッセージを送る機能と、飛行機の墜落や船の沈没などの緊急事態を報告する機能になるとのことです。

n53バンドの解釈

このLEOですが、本当にLEOなのかという疑問の声が上がっています。

というのも、バンドn53の定義について、いろいろな指摘が上がっているためです。iMoreが伝えるSascha Segan氏のツイートでは、n53はLEOではないのではないかと指摘しています。

このスレッドにまとめられています。

簡単にまとめると、Globalstarが提供している2.4GHz対のバンドであるバンドn53に対応するのみであり、LEOではない。ということです。つまりバンドn53は、衛星のバンドではなく、地上ベースのLTEバンドなのではないかという話が指摘されていて、あくまでX60にすることによって対応バンドが増えるのみなのではないかということのようです。

これは、発表までわからない話です。

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