錦です。
今回は、RTX 3050よりもさらにエントリ向けの「GeForce MX」シリーズのお話です。IT Homeによると、Geekbench Browserに、「GeForce MX 550」と見られるGPUを搭載したLenovoのPCが登場したことがわかりました。
MX 550
OpenCLの情報を見る限り、Compute Unit(=Streaming Multiprocessor(SM))の数が16となっています。Ampere GPUでは1基のSMあたり128基のCUDAコアを搭載しているので、このGPUは2048基のCUDAコアを搭載していることになります。この構成はGeForce RTX 3050と共通していますが、発見されたGPUのvRAMの容量は2GBになっています。モバイル向けRTX 3050も2048コアを搭載しているのでそれと同じ構成になります。ただ、RTX 3050側は4GBのvRAMを搭載しているのに対して、こちらのGPUは2GBしか搭載していません。
メモリが異なることからRTX 3050ではなくMX 550と見られているわけです。
その他、今回の情報から読み取れる内容としては、最大クロックが1500MHzということですが、これはもしかしたらcTGPかもしれないんですよね・・・。そうだとしたらデバイスによってクロックが変わってくるのでこれ以上の言及はやめておきます。
Ampere アーキテクチャに基づいていると見られているのですが、MXグレードでRTXやDLSSに有効にはならないと見られることから、RTX 3050のGPUからRTコアとTensorコアが無効化されたモデルになるのではないでしょうか。
仕様をまとめます。
MX 550 | |
---|---|
コア | GA107 |
トランジスタ数 | |
CUDAコア数 | 2048 |
RTコア数 | |
Tensorコア数 | |
ベースクロック | |
ブーストクロック | 1500MHz |
メモリ | 2GB GDDR6 |
メモリバス | 128bit? |
帯域幅 | |
メモリ速度 | |
消費電力 | |
リリース状況 | リーク段階 |
価格(米ドル) |
Core i7-1260P
あと一つ、今回システムに定格2.5GHz・ブースト4.6GHz程度で駆動する「Core i7-1260P」が採用されてるんですよね。クロックだけみると28W帯のCPUなのかなと個人的には予想してるんですけどどうなんですかね。
コア数は12コア16スレッドで、P/Eコアの数は、Pコアが4コア、Eコアが8コアという構成になってるみたいですね。GPUのグレードも合わせて考えると、このPCはビジネス向けのアッパミドルくらいのものなのでしょう。
ちなみに、Core i7-1260Pのベンチマークはデバイスが違いますが以前登場していますのでそちらを参照してください。