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Intel、課金することでCPUの機能を開放するサブスク「Intel On Demand」を発表 〜 データセンター向けCPUで採用

出典:Intel

錦です。

Intelは、CPUを購入した後、追加の機能を開放するための従量課金制のサービス「Intel On Demand」を発表しました。

Intel On Demand

Xeonには非常に多くの機能が備わっていますが、すべての顧客がその機能を欲しているとは限りません。そのため、Xeonではより広範な需要に応えられるように性能やCPUとして仕様が共通であるものの、特定の機能の有効・無効によってSKUを分けて展開し、価格差を産ませるということをしていました。

このIntel On Demandでは、はじめに最低限のCPU機能を有するXeonを購入してもらって、追加で機能が必要になったときはIntelと契約することでその機能を開放(使用可能に)するというサービスになります。これによって、IntelはSKUをへらすことができ、ラインナップもわかりやすいものになるでしょう。

クライアント側でも恩恵が受けられ、例えば特定の機能が必要になった時、これまではCPUごと交換、あるいはプラットフォーム自体を移行しなければならなかったのが、Intelと契約することでハードウェアを交換することなくスケールすることができるという利点を得られます。その逆も然りで、必要にならなくなった機能は無効にできます。

有償で提供される機能

現時点でIntelは以下の機能をIntel On Demandで提供するとしています。

  • Security Upgrade
    • Intel® Software Guard Extensions
  • Communications & Storage Suite
    • Intel® Quick Assist Technology
    • Intel® Dynamic Load Balancer
    • Intel® Data Streaming Accelerator (利用可能な場合)
  • Analytics Suite
    • Intel® In-Memory Analytics Accelerator
    • Intel® Data Streaming Accelerator (利用可能な場合)

なお、現時点でコンシューマー向けの製品にこのサービスを展開するという発表はありません(というか前に実験したらめっちゃ炎上したからしないと思うけど)。

このサービスはおそらく1月11日に発表される見込みの第4世代スケーラブルプロセッサ「Sapphire Rapids」から導入されるものと見られます。

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