錦です。
RISC-Vのプラットフォームの開発と販売を行っている中国Milik-Vは、「Raspberry Pi 3 Model B」と同じフォームファクタで互換性のある「Milk-V Mars」というシングルボードコンピュータを発表しました。
Mars
Marsは、中国StarFiveのJH7110プロセッサを搭載しています。JH7110は、最大1.5GHzで駆動するSiFiveのU74を4基搭載しているSoCです。
フォームファクタ的にはRasberry Pi 3 Model Bをベースにしているようで、そのRISC-V版と考えても良さそう。このことからケースなどはRasberry Pi 3 Model Bと互換性があります。また、40-pinのGPIOを搭載しており、組み込み開発やらマイコンとしても楽しめそうな一品です。
メモリは1GB/2GB/4GB/8GBから選べるLPDDR4。
その他の拡張では、eMMC Slot、micro SDスロット、SPI Flash for bootloaderに対応。映像出力はHDMIやmipi DSIが搭載されており、デュアルスクリーンにも対応しています。もしかしたら映像出力系の仕様はRasberry Piよりも強いかもしれませんね。
USB 3が3ポート・USB 2.0が1ポートにギガビットイーサネットも搭載。それに加えてWi-FiようにM.2 Key.Eにも対応しています。
電源は、USB-Cから供給される 3A以上5VのDCとなっています。