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LLVM 18.1にて、「AVX10」と「APX」をサポートへ ~ LLVM 18.1のリリース候補版がリリース

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LLVM 18(正式版は18.1になる予定)のrc1がリリースされました。

新機能

新機能を見ていきます。

まず、IntelのAPXとAVX10のサポートが含まれています。AVX10については、AVX10.1のサポートとなっており、コンシューマー向けのCPUで利用可能になる見込みのAVX10.2以降はまだ追加されていません。

さらに、新たなARM(AArch64)プロセッサのサポートやLoongArchへの最適化、RISC-Vでの新しい拡張セットのサポートが含まれています。

その他、将来のIntelプロセッサ(Clearwater Forest・Panther Lake)やAMD GPU(RDNA 4)のサポートや、USR_MSR命令のサポート、LLDBデバッカの機能強化などが含まれています。

Clang

Clang 18では、C++23とC23をサポート氏ている他、初期のC++2c(C++26)のサポートも含まれています。

GCCも同時期にリリースされ、ClangとGCCが同じタイミングでC23とC++23をサポートすることになります。また、GCCでも先述のAPXとAVX10.1のサポートが含まれているため、基本的に機能面で強化される内容は似ています。

リリース時期

正式版に到達するのは、2024年3月頃の計画となっており、現時点でGitHubからソースコードとビルド版を入手することができます。

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