錦です。
Googleは、開発者向けブログを更新し、Androidの64bit化を本格化することを発表しました。
Androidでの64bit
Androidでは 2014年末リリースの Android 5.0以降で64bit SoCがサポートされました。iOSは2013年のiOS7(iPhone5s)よりサポートが開始されたので1年以上遅れてのサポートとなりました。
64bitに対応したことで、ハイエンドクラススマートフォンがそろって4GB以上のRAMを搭載し、SoCもかなり早く進化しました。
2017年には、アプリのネイティブコードには64bitバージョンを加えるべきだと発表されました。
2018年夏以降は64bitのみ
Googleは、2018年8月1日以降 GooglePlayでのアプリ受付が64bitのみになります。例外として、Unity 5.6以前で製作された32bitアプリは、2021年8月までアップデートを受け付けます。
2021年夏以降は完全移行
ネイティブコードが含まれるアプリに関して、2021年8月1日以降は、64bitデバイス上のGooglePlayで、32bitアプリの提供が終了します。これは、先ほど例外としていたUnity 5.6以前で製作されていたアプリも含まれます。
対象外が多い
Androidの性質的な関係で、32bitデバイスは今でもかなり普及しており、完全に切り捨てることはできないようで、32bitデバイス上では2021年8月1日以降も 32bitアプリが提供されます。また、ネイティブコードを含まないアプリに関しては、これの対象外です。
またまた、Android9以降に展開しないアプリや、AndroidTV WareOSなど、64bit非対応のものにしか展開しないアプリは対象外となります。
Googleは、SDK ライブラリ ゲームエンジン等、ほとんどが64bit化しているため、開発者への早急なアップデートを求めています。