錦です。
SonyはWMC2019で、Xperiaの新型フラッグシップモデル「Xperia 1」を発表しました。
世界初 4K OLED
Xperia 1の特徴の一つが、世界で初めて 4K OLEDに対応した点です。
超縦長と表現されるXperia 1の縦横比は21:9で、映画に近い比になっています。iPhoneXSやGalaxy S9は 18:9なので、かなり縦長ですね。ディスプレイサイズは、6.5インチ、解像度は3840×1644(4K)となっています。ディスプレイには、OLEDが採用されています。
ディスプレイサイズについては、前世代 XZ3 よりも 0.5インチ大きくなっていますが、筐体横幅は縦長である影響で1mm小さくなっています。
スペック・仕様
仕様は上の表のとおりになっています。
カメラが背面トリプルカメラになり、標準・広角・望遠の三種類になりました。背面カメラは光学ズームで2倍や、背景のボケ撮影・超広角撮影にも対応しています。3カメラともに1200万画素です。
ほかのAndroidスマホと同様、Snapdragon855を採用し、背面にあった指紋センサーは、右側面へ戻りました。
メモリ・ストレージについてはまだ発表されていませんが、外部増設可能なものとしてSDXCで最大512GB増設可能であることがわかっています。
この表に書いていない独自の仕様として、Sony独自の2画面UIが採用されています。これは縦長のディスプレイを生かした技術で、例えば YouTube見ながら、Twitterを見るなんてこともできます。
ゲーム向けにPerformanceを最適化したり、プレイ中は通知をオフにする「ゲームエンハンサー」という新機能も実装されています。
4Kを生かした映像表現に関しては、HDRに対応します。「HDRリマスター」という新機能を搭載し、一般的な映像(HDRではないもの)をHDR相当の画質で再生します。ここら辺は、さすがテレビも作っている会社 ということもあって、同社が提供する BRAVIAに由来する技術を利用しているとのこと。
オーディオに関しても「Dolby Atmos」をサポートしています。
Xperia 10/10Plus
また、同時にミドルレンジモデルとなる、Xperia 10/10Plusも発表しています。
Xperia 1の仕様を下げて廉価版にしたモデルです。
Xperia10は、画面は、Xperia 1同様 21:9の縦横比ですが、4Kではなく、フルハイビジョン(FHD+)だとのこと。画面サイズは6.0インチ。
なお、こちらの情報はあまり公開されておらず、続報が待たれます。
SoCには、Snapdragon 630が採用され、ミドルレンジモデルながら、背面カメラは1300万画素と500万画素のデュアルカメラ仕様。指紋認証センサーも右側面に配置され、3.5mmイヤフォンジャックが搭載されています。
Xperia 10PlusはXperia 10に比べ、画面サイズが、6.5インチでSoCがSnapdragon 636が採用されるという変化があります。
カメラは、2100万画素+800万画素のデュアルカメラ仕様、2倍の光学ズームに対応します。
期待
Xperiaは、スマホ市場の収縮も受けて、業績不振に陥っています。今年のXperiaは、そうした中での「回復」を狙ったモデルであると思われるので、Xperiaの今後に期待したいと思います。
命名ルールの変更
最後に少しだけ。
Xperiaの名前はこれまで アルファベットがついていましたが、今年から、アルファベットがついているものは新興国向けとなり(Lなど)、Xperiaの後に続く数字が1桁ならばフラッグシップモデル(最上位モデル)に、2桁ならばミドルレンジになります。