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Comet Lake-S情報まとめ

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錦です。

さすがに情報が乱立しまくってわかりにくいのでまとめます。

Comet Lakeの複雑な理由

単純に、Comet Lakeが複雑な理由として、第10世代CoreというくくりにすでにComet Lakeのみならず、Ice LakeとAmber Lakeという3つの開発コード、CoreXのCascade Lakeを含めればすでに4つもの開発コードが乱立している状態であり 第10世代Coreの…と言われても何がなんだかわかりにくいというのがあります。

もう今では、Comet Lakeがデスクトップとして、第10世代Coreのメインのプロセッサになるというのはかなり馴染んできていますが、ついこないだまで「Ice Lake-S」という単語が報じられていたのもありちょっとめんどくさい。最終的には、メインストリームデスクトップに昇格するのはComet Lakeのみです。

あと、複雑な点は、第10世代は10nmの世代と言われていたのにも関わらずComet Lakeが14nm+++であるということ。実際、10nmになったのはIce Lakeと、Atom系列 Lakefieldのみになっています。

Comet Lakeのコア数・スレッド数

Comet Lake-Sは、Coffee Lake-S から続くコア数の増加も行われます。

雑に言うと、Core i9が10コア20スレッド、i7が8コア16スレッド、i5が6コア12スレッド、そしてi3が4コア8スレッドになっています。このコア数・スレッド数で注目スべきはCore i9とi3。i9は言わずもがな、Coffee Lake-S Refreshの8コアから2コア増えて10コアになっています。これがComet Lake-Sの最大コア数・スレッド数です。i3は、Hyper Threading Technology(HTT)が有効化されて4コア8スレッドになっています。これまでは4コア4スレッドでした。

TDP

そしてTDPの話ですが、10コアになることも含めて、Core i9-10900K、Core i7-10700K、Core i5-10600KがそれぞれTDPが125Wに増加しています。10コアのi9だけではなくi5とi7の末尾Kモデルもが125Wになります。あくまで定格で最大限クロックが上がった状態の話ですが、30Wも増えるのは、、ねぇ

無印、Tはそれぞれ65W、35Wで変わらずといったところです。無印モデルから見るとおおよそ2倍のTDPです。問題は発熱の問題ですね。

ただ、cTDPの仕様がつくという情報もあり、TDP 125W CPUでは95Wに、TDP 35W CPUは25Wに設定可能だとのこと。TDP35Wの25Wへのダウンはもとからあったものですが、125Wは95Wに、、あたりまえじゃないか・・・。10コアで25W。地雷臭もするけど面白そう。

プラットフォーム

Comet Lakeではソケットとチップセットが変わり、プラットフォームが変わります。

ソケットはこれまでのLGA1151 第2世代から、LGA1200に変わります。そしてチップセットは300シリーズから、Z490を始めとした400シリーズになります。下位互換もなくなるため、第8・9世代アップグレード時は、システムの再構築が必要です。

メモリ

メモリ仕様ですが、最新の情報ではi7/i9はDDR4-2933が標準サポートに、i3/i5は引き続きDDR4-2666がサポートされるようです。チャンネルは変わらず2チャンネル4スロット、最大128GBです。

iGPU

iGPUは、Gen 9.5のUHD。EUは24コアになると見られています。

Ice LakeにはGen11のiGPUが搭載されましたが、Comet Lake-Uも含めて、iGPUは旧タイプです。dGPU前提というのは間違いないようです。

iGPUが無効化されたF付きモデルに関する情報は今の所ありません(まああれは供給不足状態の苦し紛れみたいなもんだから・・・)。

クロック

クロックですが、しっかりしたところは不明です。最上位Core i9-10900Kのシングルブースト時のクロックが5.1GHzと5.3GHzという2つの情報が乱立している状態でよくわからない状態になっています。

ただ、TDPが上がることにより、K付きモデルは全体的にクロックが上がるみたいですよ。ちょっとだけ。

クーラー

クーラーの話ですが、これは下位互換をサポートし、LGA 1151のクーラーを利用可能だとのことで、クラーの買い替えは不要みたいですが、K付きモデルは125Wだからね。発熱が・・・。

登場時期

登場時期が、当初2020年頭 CESで登場するという話題がありましたが、それが遅れて、現在は 2020年春という情報が一番有力です。なお、各メディア共通しているのは2020年の上半期(20H1)であることです。

Comet Lake-SとHが一緒に出るとかしないとか。