錦です。
第10世代Core、つまりはComet Lakeの話です。VideoCardzによると、第10世代Coreにも第9世代同様 iGPUが無効化されたFモデルが登場する事がわかりました。
Fモデルは、iGPUを無効化することで、通常のCPUとして製造されたにもかかわらずiGPUに欠陥がある個体でもFモデルとして投入することができ、より多くのチップを流通させることができる、供給不足気味だったIntelの苦し紛れでしょうが、実際その分価格が安くなっており、結果dGPU前提のコンシューマからすれば、いらない部分が剥ぎ取られ価格も安くなれば、願ったり叶ったりで割と好評です。ちなみに第9世代の一番下位のCore i3-9100Fは100ドルを下回る91ドルが小売価格なので、だいぶ安いです。最新のCoreがおおよそ1万円ですからね。Intelをここまでやる気にしてくれたAMDに感謝。
F付きモデルは、単にiGPUが無効化されただけなので、CPU性能はそのままです。よってiGPU以外の仕様は同じというわけです。これで安いんだから人気なわけですよね。
ここからは、Comet Lake-SのiGPUの話です。Comet Lake含め第10世代のiGPUはどうやらGen11(Intelとしては第10世代?)のiGPUが採用されているようです。Ice Lakeは、G1/4/7とGPU性能によって名前が分けられていて、GPUが新しくなったことがわかりやすいのですが、Comet Lakeはこれまでどおりの型番なのでGen 9.5の従来のGPUが採用されてると思ってました。しかし、最近Intel ARKに掲載された情報によると、Comet Lake-U/Amber Lake Yについては、Ice Lakeの型番表記でG1以下ですがGen11のIntel UHDがiGPUとして採用されているようです。10710UのGPU性能がかなり性能が上がったという記事があったので、多分その要因はこれなのでしょう。EUがG1が32コア、このUHDが24コアになる模様。
この流れだと、Comet Lake-S/HにもGen11のG1レベルのGPUが搭載されるものと見られます。最下位のGPUとしても、UHD 630よりかは性能はいいみたいなので、dGPU搭載するならほぼ関係ないですが、Tモデルを搭載するようなミニPCでは性能の向上が来たできるかもしれませんね。
Comet Lake-Sについて、プロセスルールが14nm+++ではなく、14nm++であるという情報が出てきました。どっちなんだ・・・。Intelの公式スライドのリークでは14nm+++となっているのですが、最近の記事が全体的に14nm++になっています。性能の話になればもう関係ないとは思いますが。