錦です。
Ampere GPUの話です。GTC 2020で登場すると見られているAmpere アーキテクチャを採用したGeForce RTX 3080とRTX 3080 Tiを中心とした噂が登場しました。
今回の噂は、ダイサイズやアーキテクチャなどの内部仕様の情報が中心です。
Ampere の最上位コア(?)であるGA100シリーズには、826mm2の大サイズになるとなっています。この情報を伝えるWccftechによると、このダイサイズは、12nm NFFである可能性があるとのことで、TSMC 7nmはAmpereでは採用されないという可能性を示唆しています。ただ、TSMC 7nmの開発具合ではありえるとのことですが、その場合かなり高密度になることで、同様に密度の増加を目指しているAMDの対策とすれば、納得が行きます。
詳しいことは説明を省きますが(マニアックすぎてついていけなかった)、抽象的に捉えると、
これが主にコア構成の話になります。レイトレーシングを司る、RTコアは、全く新しいデザインのRT CORE ADVANCEDになることが、NVIDIAのマーケティング資料から明らかになっています。
次は製品ごとの話です。
RTX 3080 Tiは、GeForce RTX 30シリーズの最上位モデルになると見られています。今回は仕様のリークです。RTX 3080 Tiのコアは以前お伝えした「GA102」ではなく「GA103」に予測が変わっています。そのため、以前登場したRTX 3080の予測に当てはめることができるので、RTX 3080 Tiの情報が全く出てきてないわけではないようです。
Stereaming Multiprocessor(SM)は60コア、でSM1コアには128コアのCUDAコアが内蔵されており、CUDAコアは合計7,680コア。SMあたりのCUDAコア数がTuringよりも多くなっていることから、SM数はRTX 2080 Tiよりもすくなっています。
RTX 3080 Tiのメモリ仕様は、10GBまたは20GBと予想されています。RTX 3080 TiのGA103コアのメモリインターフェイスは320bitであることからこれが予想されました。この予想は、以前お伝えしたGA103の情報(上記の記事参照)にも含まれていますが、その時はVideoCardzのレポートも合わせて、NVIDIAがこの容量をGeForceに採用してくるのかは疑い深いとしました。ただ、AMDがvRAMの増加に力を入れているので、NVIDIAとしてもそれに対抗しているのかもしれません。Wccftechは、この容量について、7nmへ移行した場合、20GBが許容される電力内に収まるためこの容量はあり得るとしています。
RTX 3080は、以前の予測でコアが「GA103」になると予想されていましたが「GA104」に予測が変わっています。こちらも上記の記事を参照していただきたいのですが、GA104はRTX 3070と同じものになると見られています。これは80と70がコアを共有するという風習に当てはまります。
SMは48コア、GA104についてのCUDAコアの予想は掲載されていないので、GA103の仕様に当てはめるとCUDAコアは6,144コアになります。
メモリ仕様は、8GBまたは16GBと予想されています。メモリインターフェイスは256bitで、おそらくRTX 3080のvRAMは8GBで、3070も同様と見られます。
この情報の真偽は不明ですが、割と面白いものになっています。以前も言ったように、NVIDIAが10GBや20GBを採用するのか。結構興味深いものになっています。