錦です。
VideoCardzによると、Geekbenchで「i7-11370H」と「i5-11300H」が発見されたことが分かりました。
Tiger Lake-Hは、TDPが35WのTiger Lake-H35と、45WのTiger Lake-H45に分かれるようです。上記2つのCPUはTiger Lake-H35の方のCPUで、35WのTDPになる模様です。
Tiger Lake-H35は、Tiger Lake UP3(15W-28W帯)と同じダイを利用すると見られています。そのため、CPUの最大コア数はi7でも4コアになっている模様。また、Tiger Lake-H45では32EUに削減されているiGPUも、最大96EU搭載になり、Tiger Lake UP3の消費電力を高めたモデルになる模様です。
Tiger Lake-H35とTiger Lake-H45はともに末尾Hを名乗りますが、Tiger Lake-H35が「11300Hシリーズ」、Tiger Lake-H45が「11400H」~「11900Hシリーズ」の型番が割り振られるとのこと。分かりづらい・・・。
CPU自体の仕様を見ていきます。両者ともにコア数が4コア8スレッドです。クロックは、i7-11370Hがベースクロックが3.3GHz~ブーストクロック4.8GHz、i5-11300Hがベースクロック3.1GHz~ブーストクロック4.4GHzになっているようです。
Tiger Lake-H35は、Tiger Lake-Hというよりかは、実質Uシリーズである Tiger Lake UP3の消費電力と性能を高めたモデルになっているようです。そのため、GPUについても96EU搭載する可能性があります。
登場時期について、Tiger Lake-H35は来月開催のCES 2021で発表、CESの期間内にGeForce RTX 30 Max-Q/PとともにTiger Lake-H35を搭載したラップトップが登場する見込みです。そして「本命」となるi9-11980HKを含むTiger Lake-H45は2021年第2四半期になる見込みです。