錦です。
SiSoftwareのデータベースに、Alder Lake-SのCPU(おそらくES品)が掲載されている事がわかりました。
この画像から分かる情報としては、DDR5を採用しているということでしょうか。Alder LakeがサポートするのはDDR4とDDR5の両方であり、マザボによって異なると見られます。Alder Lakeから「LGA 1700」ソケットに変わりますが、DDR4をサポートするLGA 1700世代のCPUはAlder Lakeのみなので、DDR4×LGA1700マザーが使えるのはAlder Lake世代のCPUのみということになります。
さて、このCPUの詳細な仕様をまとめると・・・
- 16コア24スレッド
- 12.5MB L2キャッシュ
- 30MB L3キャッシュ
- 1.8GHzベースクロック
- 4.0GHzブーストクロック
- 4800MHz RAM(DDR5-4800)
- 32コア iGPU EU
- 256コア iGPU SP
- 1.5GHz グラフィックスクロック
Intelからすでに発表されている公式のAlder Lake-Sの情報として、Alder Lake-Sは10nm SuperFinで製造され、高性能コアと高効率コアで構成されています。Armのbig.LITTLEに似ています。高効率コアはAtom系「Gracemont」が、高性能コアはCore系「Golden Cove」がそれぞれ採用されるようです。コア数はそれぞれ8コアずつ 計16コアになっているわけです。
16コア24スレッドという不思議なコア数・スレッド数になっている理由は「Golden Cove」はHyper Threadingに対応していますが「Gracemont」は対応しないためです。つまり、16コアのうち8コアが16スレッド、のこり8コアが8コア8スレッドになるというわけです。「8C16T+8C8T=16C24T」ですね。