錦です。まーたIntelの非常にわかりにくい問題が。
Redditに未発表のSKU「Core i3-10105F」のパッケージ画像が投稿されています。
このパッケージは、マレーシアの小売店で撮影されたものらしいです。
パッケージを見ていただければ分かる通り、デザインが新しいものになっています。これは、現行のComet Lake-Sの登場後に刷新されたロゴなので、デスクトップ向けCPUでこのデザインのパッケージを採用したモデルは今の所ありません。ただ、パッケージには0th Genと書かれており、第10世代であることがわかります。
第11世代Coreのややこしいところ
さて、Nishiki-Hubでは散々Intelの製品ラインナップがわかりづらいと申してまいりましたが、第11世代Coreのラインナップも相当ややこしいです。まず、第11世代Rocket Lake-Sにi3/Pentium/Celeronがありません。Rocket Lake-Sが採用されるCPUはCore i5/i7/i9のみです。i3以下はComet Lake-Sを改良した「Comet Lake-S Refresh」になります。
Comet Lake-S Refreshは、Comet Lake-Sよりもやや高い周波数を提供する予定で、i3-10100の後継であるi3-10105は100MHz高い3.7GHzのベースクロックが設定されています。ただし、Rocket Lake-Sの採用されるマイクロアーキテクチャ「Cypress Cove」ではなく、Comet Lake-Sと同じ「Skylake」系統のコアが採用されるというのは言うまでもありません。
3月までに登場
Intelは第11世代Coreプロセッサラインナップと、同時登場となるComet Lake-S Refreshラインナップを今年第1四半期に発売することを約束しており、3月に登場することが予想されています。前述の通り、第11世代デスクトップ向けCoreにはi3以下のラインナップはなく、実質的に第10世代の追加ラインナップとなる「Comet Lake-S Refresh」が第11世代のi3以下のエントリ向けラインナップを補足します。
先日、第11世代デスクトップ向けCoreがZ490/H470を除くIntel 400番台マザーと互換性がないということをお伝えしましたが、Comet Lake-S Refreshとの互換性がどうなっているのかは不明です(Intel曰く第10世代なので対応はしているのだろう)。