錦です。
Apple Siliconのお話です。気になる、記になる...によると、Weiboで手机晶片达人氏がM2についての発言をしています。
投稿の内容はM2 SIP(System in Package)を2つ搭載し、一つが180°回転するApple初のデュアルチップCPUとのこと。投稿の中では仮に「M2 Dual」と名付けられています。
Apple M2については複数の情報があり「Apple M1の上位」とするものや「Apple M1の後継」とするものがあります。今回のリークは前者の意見を支持するものになっています。
この情報について、手机晶片达人氏は過去に正確なリークを発信したことがある他、Appleのリークではおなじみ有没有搞措氏もTwitterでこのリークと同じものと見られるツイートをしており、信憑性は高いです。
dual sip silicon
— 有没有搞措 (@L0vetodream) 2021年5月1日
Apple M2
Apple M2がもし「M1の上位」であるなら、CPUのコア数は8コア(高性能)+4コア(高効率)の計12コアになるはずです。今の所M2は、16インチMacBook Proや27インチiMacに搭載されるのではないかと言われていますが、これを純粋に2つ搭載するモデルとしてはかなり強力だと見られます。
M2 Dual
「M2 Dual」はApple M2を単純に2つ載せたパッケージになっています。行ってしまえば、マルチチップレットに似た感じになっていて、Ryzenと違う点はチップレットにCPUとGPUとNPUとその他諸々が全部搭載されている点です。それに加えて、ユニファイドメモリが採用されている場合はメモリチップが載せられているはずです。
詳しい仕様については触れられていませんのでこれ以上の言及は避けますが(次の記事で触れます)、
どのMacに採用されるのか。
M2 Dualは少なくとも27インチiMacよりも上位であることから、採用されるMac はMac Proということになります。ただ、M2 Dualとはいえ、GPUは非力になるんじゃないかとか、メモリのサポートが不足しているとかって思ってしまうんですがどうなんでしょうか。M2がサポートするメモリの最大容量って、多く見積もっても64GBなんですよね。と考えるとM2 Dualは128GB。今のMac Proは最大1.5TBメモリをサポートしていますから、1/12まで最大メモリ容量が削減されることになってしまいます。
多分Appleにもこれには秘策があるのでしょう。たとえば、ハイエンド帯の製品ではユニファイドメモリを採用しないとか。今後に期待です。
登場時期
手机晶片达人氏は「M2 Dual」が今年の第3四半期(7~9月)中に量産が始まるとしています。この情報が正しいのであれば早ければ今年の後半にも製品が登場する可能性があります。気になる、記になる...では、Mac ProならWWDCで発表される可能性を指摘しています。