錦です。
Brendan Shanks氏が、Xcode 13のベータから「Ice Lake-SP」が見つかったとツイートしています。
Interesting addition to usr/include/mach/machine.h in Xcode 13 beta 1: CPUFAMILY_INTEL_ICELAKE_SP.
— Brendan Shanks (@realmrpippy) 2021年6月8日
Mac Pro refresh coming? pic.twitter.com/e3OQuLyUeV
Ice Lake-SP
基本的に、Mac ProやiMac Proに採用されるCPUはXeon Wシリーズといって、Xeonのなかでもワークステーション向けと定義されているものです。もし、Ice Lake CPUを搭載してMac Proが登場するのなら、それは間違いなく「Ice Lake-X」になるものだと思います。Xシリーズは、CoreXとワークステーション向けのXeon Wシリーズを指しており、これらのCPUは基本的にスケーラブルプロセッサをベースとしています。「Ice Lake-SP」はそのスケーラブルプロセッサに当たるものです。
「Ice Lake-SP」は、そのスケーラブルプロセッサでも第3世代に当たるプロセッサ。現行のMac Proに採用される「Cascade Lake-X」のベースとなる「Cascade Lake-SP」の後継となります。つまり、「Ice Lake-X」があるとすれば、それは「Cascade Lake-X」の後継というわけです。
ただ、Ice Lake-Xはないとも言われており、Ice Lakeは、単なるプレースホルダーなのかももしれません。
BloombergでAppleのことをよく取り上げているMark German氏もこのツイートを引用して、アップデートに取り組んでいると発言しています。
Apple has indeed been working on an update to the Intel Mac Pro. https://t.co/YgU8KaikeX
— Mark Gurman (@markgurman) 2021年6月8日
Mark German氏のレポートは信頼度が高いので、本人の発言も非常に興味深いものとなっています。昨年のWWDCでは、AppleはまだIntel Macを発売するという旨の発表がTim Cook CEOからなされていましたが、それ以降音沙汰がありませんでした。今回は割と久々のIntel Macの話題となりました。
もし、Mac ProがIntel版として後継を控えているとすると、Ice Lake-SPをそのまま搭載する、あるいはSapphire Rapids-Xを搭載してくるかのどちらかになると思います。