錦です。
Microsoftが一昨日発表した「Windows 11」ですが、今回はAppleのmacOS BootCampとの互換性の話です。9To5Macによると、Intel CPUを搭載したMacでもBootCampでWindows 11が実行出来ないことがわかりました。
Windows 11の互換性
Windows 11の必要要件は、CPUが第8世代以降のIntel CoreあるいはZen+以降のRyzen、あるいはSnapdragon 850以上、DirectX 12が動くGPUなどが定められています。
基本的にApple M1はWindowsとの互換性はないので除外するにせよ、第8世代以降のIntel CPUを搭載するMacは結構あります。具体的にはMacBook Pro 2018以降、MacBook Air 2018以降、iMac 2019以降、Mac Pro 2019、Mac mini 2018がそれにあたります。また、これらに搭載されるGPUは基本的に全てドライバをアップデートすることでDirectX 12に対応できるアーキテクチャになっていますのでCPU/GPU、そしてメモリもそもそmacOSの最低要件が4GBなので大丈夫でしょう。
問題はやはりTPM。MacではそもそもTPMを有効化することが出来ません。それが故に、Windows 11を実行できないようです。確かにこれらのMacはセキュリティチップ「Apple T2」を搭載していますが、これはディスクリートのTPM 2.0ではなく、独自なのか何なのか、とりあえずWindows 11の要件にはそぐわないチップみたいですね。
9To5Macが、MicrosoftのWindows 11に対応するかどうかを確認できるツールを用いてIntel Macで検証したところ、対応しない旨の表示が出たとのことです。
M1 MacにもBoot Campが提供されていないことを考えると、今後Boot Campは衰退の道を歩むのでしょうか。
仮想環境に期待
9To5Macは、現時点でWindows 11を実行できる唯一の方法として仮想マシンを使用することを挙げています。とくにParallelsなどが対応してくるかどうかは期待です。