第12世代以降

投稿には今後6世代分のCoreシリーズがざっと書かれています。

今回新たにわかったこととして、Alder Lakeで始まった「Intel Hybrid Technology」のメインストリームへの投入は、今後数世代に渡って続くということです。少なくとも第17世代までは続くのでしょう。

第12世代Alder Lake

第12世代Alder Lakeについては、わかっていることもかなり多いので追記する必要はないかと思います。高性能コア（Pコア）には「Golden Cove」が、高効率コア（Eコア）には「Goracemont」が採用されており、ともにそれらが8コアずつの最大16コア構成になるはずです。

登場時期は今年第4四半期。

第13世代Raptor Lake

ついで後継のRaptor Lake。こちらは大きな変更点はないと見られますが、10％のCPUパフォーマンスの向上が含まれているとのこと。最近のリークでも「Golden Cove」を採用するみたいな話がありましたが、実際にはそれをベースにした「Raptor Cove」が採用されるということになっています。Eコアには引き続き「Gracemont」を採用し、そのコア数は増えて16コアになり、最大24コアの構成になると見られています。

登場時期は2022年第3四半期～第4四半期。これまたAlder Lakeから1年も経たずしてアップデートになるみたいですね。

第14世代Meteor Lake

こちらはもう、Intelから多くの情報が明かされているものになります。タイルベース（いわゆるマルチチップレット）構成になっていて、複数のチップがパッケージされています。TSMCとIntelのチップが同じパッケージにのるということみたいです。

Meteor LakeはPコアに「Redwood Cove」、Eコアに「Crestmont」を採用しています。コア数の構成はわかりません。

性能向上率は1桁％にとどまり、Zen 4+またはZen 5に再びリードを許すことになるでしょう。

登場時期は、2023年第2四半期。

第15世代Arrow Lake

第15世代というか、Meteor Lakeの後継はLunar Lakeと見られていましたがどうもそうではなく、Arrow Lakeが投入されます。

Arrow LakeはPコアに「Lion Cove」、Eコアに「Skymont」を採用するということになっており、電力効率と性能がこの世代で大幅に改善される模様。AMDの同世代（Zen 4＋とかZen 5くらい？）と同等の性能が発揮されるとのこと。電力効率については、Appleのほうがまだ上らしい。

しかも、Skymontは32コア搭載されるらしくて、合計最大40コアになるらしいです。

登場時期は2023年の第4四半期となっています。アプデタイミングは短めなんですね。

第16世代Lunar Lake

そして、第16世代はLunar Lakeになっています。

Lunar Lakeはどうやら、Arrow Lakeのマイナーアップデートとなっているようで、Pコアには引き続き「Lion Cove」。Eコアには引き続き「Skymont」を利用しているそう。ただ、このタイミングでTSMC 3nmプロセスを使うようです。これにより、AppleやAMDをこのタイミングでIntelが上回るとも噂されます（ほんとかなぁ）。

登場時期は2024年第4四半期です。

第17世代Nova Lake

こちらもArrow Lake同様初耳コードネームです（初耳コードネームってボカロみたいやな）。

Nova Lakeでは、2006年のCore系統導入以来最大のアップデートが行われるとのことで、Pコアに「Panther Cove」、Eコアには「Darkmont」が採用されるそう。Lunar Lakeから50%の性能向上が実現しているとのことです。

登場時期は2025年と言われています。

まとめ

まとめるとこんな感じ。

	シリーズ	時期	P-Core	E-Core
第12世代	Alder Lake	21Q4	Golden Cove	Gracemont
第13世代	Raptor Lake	22Q4	Raptor Cove	Gracemont
第14世代	Meteor Lake	23Q2	Redwood Cove	Crestmont
第15世代	Arrow Lake	23Q4	Lion Cove	Skymont
第16世代	Lunar Lake	24Q4	Lion Cove	Skymont
第17世代	Nova Lake	2025	Panther Cove	Darkmont