錦です。
Microsoftは、Windows 11のInsder Previewに参加し「Dev」チャネルを選んでいるユーザーに向けて、今後の計画についてのアナウンスを行ったことがわかりました。
Insider Preview
Insider PreviewはMSのテストプレビューの総称であり、Windows Insider Previewでは、Windows 10のプレビューとWindows 11のプレビューが並行して行われています。
Windows Insider Previewでは、テストの目的やターゲットを絞るため、「Dev」「Beta」「Release Preview」という3つのチャネルを設けて、ユーザーに選択肢を与えており、「Dev」は開発者向けで新機能は有るけども安定性は低いビルドが提供され、「Beta」ではDevよりも安定性のあるビルドが提供される代わりに新機能は少なめのビルドが提供され、「Release Preview」ではリリース直前の最終テストが提供されるというチャネルです。
現在は、DevとBetaにてWindows 11がほど同じサイクルで行われていますが、それが変更になるそうです。
Devは新機能先取り型へ
現在のDevチャネルは、Windows 11の初期版のプレビューが提供されてきました。今回それが変わります。どのように変わるのかと言うと、もともとのDevチャネルのあり方に戻ります。
Devチャネルはもともと「将来のアップデートのビルド(現在であればWindows 11)」ではなく「将来追加される可能性のある新機能」をテストするという枠組みになっており、今回の変更はそれに戻すことにあたります。つまり、Devチャネルは次のアップデートのためのプレビューではないというわけです。Windows 11の発表からWin11の初期バージョンのビルドのプレビューが提供されていたのは、おそらくWindows 11のプレビュー初期段階だったからという理由だと思います。
6月のテスト開始の時点では、Win11のプレビューはDevチャネル向けのみの提供になっていましたが、その後Betaチャネルでも提供が始まり、そちらで初期バージョンのビルドのプレビューを行い、Devチャネルではその先の機能を搭載したビルドが提供されることになるでしょう。
不安定に
Windows 11の未来の機能をプレビューするビルドということであり、それらの機能やビルドは開発初期段階と言うことで、正式版に含まれない機能も含まれています。Microsoftはこれらのことから安定性にかける可能性があるとアナウンスしており、信頼性の高いビルドを使用したいユーザーは、Betaチャネルへ移行することを推奨しています。
チャネルは、設定の「Windows Update」から切り替えることができます。なお、Release PreviewチャネルではWindows 10 v21H2のテストが行われていますが、それに切り替えることはできないみたいです(クリーンインストールが必要なはずです。)。