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Radeon RX 6600を擬似的に作り出して実際の性能を計測 ~ GeForce RTX 3060並の性能に?

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錦です。

Igor's LABが、未発表の「Radeon RX 6600」と似た仕様を持つ「Radeon Pro W6600」を用いて、擬似的にRX 6600を作り出し、性能を計測しています。

両者の仕様

まず、両者の仕様から取り上げていきます。

RX 6600
Leaks
W6600
GPU Navi 23 Navi 23
CU 28 28
SP 1792 1792
VRAM 4GB or 8GB
GDDR6
8GB
GDDR6
メモリ速度 16Gbps 14Gbps
メモリバス 128bit 128bit
メモリ帯域 256GB/s 224GB/s
Infinity Cache 64MB 32MB
TBP 100W

両者ともにNavi 23を採用かつ、フルスペックの32CUから28CUにしたモデルです。Navi 23は237mm2のダイサイズ、110.6億基のトランジスタを持つ、RDNA 2ロワーミドルレンジ向けGPUコアで、RX 6600 XTが先行して採用しています。

疑似RX 6600の仕様

疑似RX 6600の仕様は以下の通り。

RX 6600
GPU Navi 23
CU 28
SP 1792
TMU 112
ROP 64
ゲームクロック 2331MHz
ブーストクロック 2600MHz
VRAM 8GB
GDDR6
メモリ速度 16Gbps
メモリバス 128bit
メモリ帯域 256GB/s
Infinity Cache 64MB
TDP 130W

全体的にW6600をオーバークロックした形になります。ブーストクロックは、ゲームで計測されたクロックを採用しているとのことです。実際の仕様とは異なる可能性があります。

システムの仕様は、Ryzen 9 5900X OC(CPU)、MSI MEG X570 Godlike(M/B)、2x 16GB Corsair DDR4-4000 Vengeance RGB Pro(RAM)、2TB Aorus/PCIe Gen4 NVMe(CドライブSSD)、2TB Cprsair MP400(Storage)、Seagate FastSSD Portable USB-C(外部SSD)、Be Quiet! Dark Power Pro 12 1200 Watt(電源)となっています。ディスプレイはBenQの4K(PD3220U)、OSはWindows 10 Pro。

実際の性能

Igor's LABでは、ゲームを中心に検証を行っていますが、実際のグラフなどはIgor's LABに行けば見れるので、それを参照していただくといいと思います。ここではざっとだけ。

全体的に、RTX 3060といい勝負をしています。誤差のものもあれば、どちらかがある程度の差をつけて優位に立つものなど結構いいかんじ。平均的に見れば、同じくらいになるんじゃないでしょうか。

例外はあれど、上位のRadeon/GeForceの比較で、Radeonが優位なものはRX 6600が、GeForceが優位なものはRTX 3060が、という感じで、あとはGeForce向きか、Radeon向きかぐらいの差です。

ただし、電力効率の点では、明らかにRTX 3060よりも疑似RX 6600のほうが優位にたっているそう。

最終的には、在庫と価格の問題に落ち着きそうな気もします。個人的にはTensorコアがあるGeForceも捨てがたいし、Inifinity Cacheに乗れさえすれば速いRadeonもいいとおもいますが(筆者は真面目に次期メインPCを悩んでいます)。

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