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【レビュー】しばらくM1搭載MacBook Airを使ったのでレビュー 〜 タブレット感覚で使うことができるモンスターPC

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錦です。

先週、M1を搭載したMacBook Airを購入したこととファーストインプレッションをお話しましたが、今回はしっかりとしたレビューをしていこうと思います。

外観は正直ファーストインプレッション以上の感想は今のところないので、ファーストインプレッションをご覧いただきたく思います。

手軽

第一に挙げられるMacBook Airの特徴は手軽であるということです。これは人にもよるかもしれませんが、私自身はMacのシステム終了(シャットダウン)を行うことというのはさほど多いわけではありません。というか基本しない人間なんです。

で、Windowsでもその運用をしていましたが、スリープからの復活は圧倒的にMacBook Airに軍配が上がります。私のメインデスクであったり、Let's noteもやはり長時間スリープは省電力化の影響だとは思いますが、一度完全に電源が落ちている(に近い状態)まで落ちてしまいますので、復帰に時間がかかります。

MacBook Airは復帰が一瞬であり、多分この表現は多くの方が使っていると思いますが「画面が見える角度にした時点で画面が表示されている」というのが平常です。Let's noteと若干違う点は、閉じたあとしばらく立たないとパスコードを要求されないところですかね。

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MacBook AirのTouchID

あと、私にとっては半年ぶりにTouchID搭載デバイスになるんですが、認証速度が以前使っていたMacBook Pro 2016よりもかなり高速になっている気がします。一瞬そっと触れるだけで認識してくれると言うのはめっちゃ助かる。これは、M1 MacBook Airに限った話ではないんですが、Mac指紋認証センサーってiPhoneのホームボタンと違ってめったに触らないから汚れないんですよね。それもあって認証しやすいのかもね。認証が失敗したことはいままで一回もない。

そうした立ち上がりの爆速さ・TouchIDのレスポンスの良さは、最終的に、ちょっとした作業もMacでやりたくなってしまうほど快適に感じました。

キーボードは快適

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MacBook Airのキーボード

別に私はバタフライキーボード否定派ではなかったのですが、今回はMacBookとしては個人的に初めてのシザー式キーボードということもあり、Macでは基本的に内蔵キーボードを使っています。

バタフライキーボードのときってかなりMacBookAirとProでキーボードの深さに差があったんですよね。MacBook Airのほうが浅く、MacBook Proのほうが深いといった感じ。ただ、深いと入ってもMacBook Proでもシザー式のキーボードの深さには勝てないかと。

で、キーボードなんですが、シザー式といえど感じ的には一般的なパンタグラフのような構造になっています。つまりは回帰です。ただ、他のパンタグラフキーボードよりもクリック感があり、打鍵感があるのはMacのほうが上なんじゃないでしょうか。

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キーピッチ

キーの大きさですが、キー自体は17mmの正方形型、キーの間隔は2mmとなっています。一般的なキーボードと同じようなサイズで、使い勝手に問題はなく、大方ミスタイプも少ない気がします。

それに加えて、前述のクリック感も加えると、押したフィードバックもあり、かなり快適に作業できる印象があります。

また、Macでは当たり前ですが、バックライトもかなり見た目に貢献しています。

キー配列は人によるところもあるでしょうが、Windows使いの方はやはり若干クセが有る配置に思えるかもしれません。そのうち慣れます。

ディスプレイ

ディスプレイは、13.3インチのRetina HDディスプレイ。

単純な仕様は、解像度が2,560 x 1,600ピクセル、密度は227ppiとなっています。ドットの荒さとかはまったくなくきれいなディスプレイに見えます。ただ、密度が高いディスプレイを持つラップトップを併用している身としては若干不満かもしれない。

ただ、色の表現は素晴らしいものであり、コントラストが高く鮮やかに色を出してくれます。

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輝度最大での表示

おそらく、画像では伝わりにくいと思いますが、メリハリのついたしっかりとした色という印象があります。やはり、iPhoneのOLEDである「Super Retina XDR」や、MacBook ProのminiLED「Liquid Retina XDR」には及ばないものの、Appleらしいというかくっきりとした映像が見れます。

輝度は最大400ニト。iPhone XRどころかiPhone 6にも及びませんが、炎天下で作業することもないでしょうし、大きな問題ではなさそう。個人的には大満足のディスプレイであることに間違いはありません。

トラックパッド

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トラックパッドの大きさ

Macといえばなんですけどこのどでかいトラックパッドもかなり使いやすいと思います。これのおかげで基本的にブログを書く程度の作業ならマウスは必要ありませんし、動画編集もこれで完結させることができました。

感圧式のHapticによるフィードバックは、さもボタンを押しているかの用な感じで、押し込むことで辞書を開けたりするなどかなり重宝しています。三本指ジェスチャなどもこの大きさのおかげで利用しやすく、どこぞの丸形で超小さいトラックパッドとの使い心地は雲泥の差です。

実際の性能

実際の性能について、とりあえず実際の使用感に基づいて少しお話を。

Apple M1と聞いて、発表当初はかなりその性能を疑っていましたが、この実力は本物なんだと感じました。実際の理由としては、DaVinci Resolve v17.4で、作った動画。何故かメインPC(i7-7700K/GTX 1060/32GB RAM)で書き出しに失敗したやつなんですが、4K 60fps H.264で少し色味と音をいじってあとは普通に音楽を加えた5分の動画を書き出すと、6分で書き出しが終わりました。でその後、フルHDに解像度落としましたところ3分で書き出しが終わりました。

編集中は、最適化メディアを生成しなくとも全く固まることはなく、サクサク編集することができました。ただちょっと色をいじったときに少しカクついたかな?くらい。Fairlightでの音声編集も全く問題はありませんでした。

MacBook Airにはファンが搭載されていないんですが、本体が熱を持つことは少なく、後でご紹介するベンチマーク中でも大して温度は気になりませんでした。

ベンチマーク

もういっぱい出回っていると思いますが、一応ベンチマークも図って置きました。先に行っておきますが、今回提示するM1のベンチマークはすべてバッテリー駆動状態で計測したものです。

まず、Geekbench 5から

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Geekbench 5の結果

Geekbench 5での結果はシングルが1753、マルチが7657という結果になりました。Geekbench Browserのチャートによると、だいたいシングルがCore i9-11900KFと、マルチがCascade LakeというかMac Proにも採用されているグレードのXeon W-3223と似たような値になっており、ファンレスラップトップの割にはかなり高い性能を持っていることがわかります。

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Metalのスコア

Metalのスコアがご覧の通り。こちらもMacBook Airでは高めの2万を超えるスコアを記録。ちなみにGPUは8コアのものを搭載しています。

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OpenCL

OpenCLも既出のものと同じくらいの性能を持っています。MetalとOpenCLともに2万程度のスコアは発揮していますので、おおよその作業なら問題なくこなせそうです。多分、MacBook Pro 16インチ2019年モデルでしてたくらいの作業なら問題ないでしょう。

そして、Cinebench R23も計測しました。

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Cinebench R23のスコア

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Cinebench R23のランキング

Cinebench R23のスコアは、ご覧の通り、シングルはCore i7-1165G7程度の性能は持っているみたいですね。

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マルチスコアのランキング

それに対して、マルチは競合となるCore i7-1165G7どころか、7700Kなどの数年前の最上位SKUなどを任す閉まる。かなり高い性能を持っていることがわかりますね。

マルチのスコアの計測中に思ったことは、やはり効率コアは高負荷作業には適していないんだなぁということですかね。コアによって性能に明らかなばらつきがありました。

コアの動き方

そもそも、ブログ書いたり、ネットを閲覧しているだけでは性能コアが動かず、効率コアだけで全てを処理しているような感じだったのでその影響も大きいでしょう。Apple曰く、効率コア4コアだけで、前世代のMacBook Airに搭載されるIce Lakeの10W帯CPUの処理能力を超えるとのことなので、マジで効率コアだけで運用はできそう。ただ、YouTubeで動画閲覧を始めたら流石に性能コアもほんの少し動き出したので、ほんの少し負荷をかけてあげると性能コアも動いてくれるみたいですね。

Davinci Resolveでの編集中も、基本的に構成を考えて手を動かしていない時の簡単な処理は効率がこなしていて、編集を始めると8コアが動き出すといった感じでした。

未だにM1の限界を垣間見ることはなくといった感じです。

発熱

MacBook Airファンレスですので、発熱の問題が気がかりでしたが、全然問題なく、ベンチまわしても筐体は冷え冷えでした。

バッテリー充電についての発熱は30Wでの充電では感じられず・・・といった感じ。これはファンレスでも問題ないというか、MacBook Proとかでファンが活躍しているのかが不思議なくらいには熱はないです。

やはり充電持ちは最強

そして、バッテリーの駆動時間ですが、これは想像を軽く超えてきました。充電するのを忘れても問題なく動作するくらいには持ちます。手軽さの部分で触れるべきでしたが、頑張れば2日間充電は持ちます。それくらい持ちます。1日大学で使って、その後、休日家で半日全然持ちました。これはかなりやばい持ち具合です。

ちなみに、前述の4K 60fpsの5分動画のH.264での書き出しでバッテリーは2%しか減りませんでした。

今の所不満は・・

まあM1ですからね・・・。不満は少しあります。まず、ファーストインプレッションで触れたディスプレイの問題とAudacityの問題、ディスプレイの問題はなんとか解決しました。それに対して、AudacityRosetta 2の限界であるため治っていません。今の所有力な代替候補がなく、これは対応を待つのみという状態になってしまっています。

なので、ソフトウェアの安定性を重視したい方にはまだお薦めはできないのかなぁといった感じですね・・・。

ということで、MacBook Airをレビューしてみました。M1の効率性、圧倒的な性能、そして手軽さ。タブレット感覚やスマホ感覚で使うことができる唯一無二の存在と言っても全然過言ではないんですね。

今後使い続けて、また不満とか問題とかあればNishiki-Hubで取り上げますが、しばらくはこれで楽しめそうな感じがします。14万はたしかに決して安い買い物ではありませんでしたが、有意義な14万だったと思います。これからしばらく金欠がんばります。

ということで、最後までご閲覧頂きありがとうございました。よければ別の記事も見てってくださいませ!!