錦です。
Appleは、直営店や正規プロバイダに依頼しなくとも自分でiPhoneを修理できる仕組み「Self Service Repair」を発表しました。
Self Service Repair
Self Service Repairは電子機器を修理した経験のあるような技術者が対象のプログラムで、ツールや部品、マニュアルをAppleの専用ストア「Apple Self Repair Online Store」から購入し、自分で修理することができるようになります。
これまでは、Appleの直営店や正規プロバイダなどに依頼する必要がありました。まちなかにも修理サービスは有りますが、怪しいものも多いですし、これらの正規サービスプロバイダで修理した方も多いと思います。
このプログラムでは、まずiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズから対応します。追ってM1搭載Macでも提供されることになるそうです。
修理できる範囲
修理ができる範囲は、プログラム第一段階のh時点で、ディスプレイ・バッテリー・カメラなど、最も一般的に修理されるモジュールから対応します。来年後半にはそれ以外も対応するそう。
流れ
流れとしては、まずApple Self Repair Online Storeという公式のオンラインストアから、マニュアル・部品・ツールを注文します。そして修理します。
修理後、もともとのパーツはリサイクルのためにAppleに返品すると購入金額に応じたクレジットが戻ってきます。バッテリーなんかは普通に捨てることができないので、Appleに返却することになると思います。
Apple Self Repair Online Storeでは、200もの部品やツールが用意されるとのことですが、それらの詳細や価格はわかりません。少なくとも、修理サービスで修理するよりかは安いんじゃないでしょうか。
正規サービスも継続
このプログラムが始まったからと言って正規プロバイダや直営での修理サービスが終わるわけではなく、継続します。というか、そもそもSelf Service Repair自体が、電子機器の専門知識や修理などの経験をもつ個人の技術者を対象にしたものであり、大概の場合はこれまで同様修理サービスを使うことになると思います。
提供
Self Service Repairのプログラムは2022年からまず米国で始まります。その後各国に拡大されるとの事。
まあ、法とか安全性的な話で壁があるので日本とかはもう少しお預けですかねぇ・・・