錦です。
QualcommはM.2フォームファクタで「Snapdragon X65」をベースに5Gシステムを構築できるようにしたモジュール「Snapdragon X65 5G M.2 Modules」を発表しました。
M.2で使える5Gモジュール
今回発表されたのは「Snapdragon X65 5G M.2 Modules」とその下位モデル「Snapdragon X62 5G M.2 Modules」で、前者はSnapdragon X65をベースに、後者はSnapdragon X62モデムチップをベースに構築された5Gシステムです。通信速度はX65で下り最大10Gbpsに達します。
この製品は、QualcommとQuectel、Foxconnが共同で開発したものとなっています。
接続にM.2を採用していることから、M.2のスロットを増やすのみ、あるいは空いているM.2スロットに挿すだけで5Gに対応させることができるため、QualcommはPCにおける5Gの展開を加速する事ができるとしています。製品モデルをミルとフルのType 2280ではなく、IntelのWi-Fiカードなどで用いられる短いタイプのType 2230くらいの製品になるものかと。個人的に将来的にはFastConnectも統合されてWi-Fi/5G/Bluetoothこれ一個で完結するようなモジュールができたらいいなと思いますけど。
モジュール化したからと言って仕様が劣化するわけではなく、Sub-6やミリ波にも対応します。
現状の所、一般向けに市販されるという情報はなく、OEM向けになるとは思いますが、単体で販売されれば自作PCを簡単に高速5G化することができる希望の製品になるのは確かでしょう。