錦です。
CESで発表された「Lenovo ThinkPad Z13」はMicrosoftのセキュリティコプロセッサ「Microsoft Pluton」を搭載していますが、Linuxを含むWindows以外のOSが起動しないことがわかりました。
Pluton
PlutonはMicrosoftが発表しているWindowsデバイス向けのセキュリティコプロセッサで、通常CPUに付属する形で実装されます。
Microsoftは、Intel、AMD、Qualcommといった主要なシリコンパートナーとの協力があるとしています。
Plutonでは、UEFIの証明書キーを検証することによってWindowsのセキュリティを強化していますが、どうやら、この信頼するUEFIキーはMicrosoftのもののみとなっているようで、Linuxを含めたWindows以外のOSのUEFIキーをサポートしていないようです。
また、Thunderbolt経由での起動も不可能になっているとのこと。
ThinkPad Z13には、このPlutonが搭載されている「Ryzen 7 6860Z」と言う特殊なプロセッサが搭載されており、今回の問題の発覚に至りました。
Win以外のOSが実行不可能
この機能はおそらくOSの偽造や外部からの物理的な攻撃を防ぐためだと見られます。
今回の検証ではLinuxとなっていますが、おそらくHackintoshやBSD、AndroidなどのWindows以外のOSも起動不可となっていると見られます。可能性としてはWindows 10も起動 できなくなっているんじゃないでしょうか。