錦です。
TechPowerUpによると、Discord上のコミュニティにおいて、Ryzen 7000シリーズの「Sweetspot」について明らかにしました。
3行でまとめると・・・
- AMDがRyzen 7000番台のメモリの「Sweetspot」がDDR5-6000だと明らかにした
- Sweetspotとはメモリコントローラ・メモリ・Infinity Fabricの動作クロックが1:1:1を保てる最大クロックである
- Sweetspot以上にメモリクロックを上げると、分周期によってメモリコントローラとInfinity Fabricのクロックを下げることになり性能への影響を及ぼす
Sweetspot
AMDのプロセッサでいう「Sweetspot」とは、最大の性能を引き出すことができるメモリの最適なクロックです。具体的には、メモリクロック(MCLK)とメモリコントローラの動作クロック「UCLK」、Infinity Fabricの動作クロック「FCLK」が1:1:1を保つことができる最大クロックであるということになります。
これ以上にメモリクロックを上げると、1:1:1が維持できなくなり、分周器を使用しクロックを制御することになりますが、分周器を利用するとパフォーマンスに影響を及ぼします。Discordコミュニティを率いているAMDのRobert Hallock氏は、最良の結果を得ることためにFCLKの設定を自動にしておくことを推奨し、オーバークロッカーに対してはFCLK:UCLK:MCLKが1:1の比率になるようにすることを推奨しています。
なお、EXPO認定のメモリモジュールの中には、DDR5-6000を超えるメモリクロックに対応したものもありますが、EXPOがそれをどう設定できるのかはわかりませんね。