AMDは、AM4ソケット向けに「Ryzen 5 5700X3D」「Ryzen 7 5700」「Ryzen 5 5600GT」「Ryzen 5 5500GT」の4製品を発表しました。
AM4向けCPU
今回発表されたこれらの4つのSKUはすべてAM4ソケットで動作する様になっています。
| コア/ スレッド |
ベース クロック |
ブースト クロック |
L3+L2 | TDP | iGPU | 価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| R7 5700X3D | 8C/16T | 3.0 GHz | 4.1 GHz | 100MB | 105W | $249 | |
| R7 5700 | 8C/16T | 3.7 GHz | 4.6 GHz | 20MB | 65W | $175 | |
| R5 5600GT | 6C/12T | 3.6 GHz | 4.6 GHz | 19MB | 65W | 7CU Vega | $140 |
| R5 5500GT | 4C/8T | 3.6 GHz | 4.4 GHz | 19MB | 65W | 6CU Vega | $125 |
共通してアーキテクチャは「Zen 3」となっており、「Ryzen 5 5600GT」と「Ryzen 5 5500GT」はiGPUを搭載するAPU構成となっています。こちらも「Ryzen 5000G」シリーズと同様にVega世代のGPUです。なので残念ながら内蔵GPUだけではDirectX 12 Ultimateもサポートされません。
「Ryzen 7 5700X3D」は3D V-Cahceを採用しているSKUでL3キャッシュが96MBとなっています。Ryzen 7 5800X3Dの下位モデルです。
「Ryzen 7 5700X」は少し前に製品ページだけオープンしていましたが、今回改めて正式発表となりました。
対応するPCIeは最大PCIe 4.0、メモリはDDR4です。
発売
発売は1月31日です。AM4プラットフォーム向けであり、いい感じにB550マザーの値段も落ち着いてきたのでありなんじゃないでしょうか。
日本円での価格は発表されていませんが、Ryzen 7 5700X3Dは高くても3万円前後で取引されるでしょう。Ryzen 7 5700Xよりやや高価程度です。
例えば、過去のRyzenから乗り換えなどにもぜひ。Ryzen 5000シリーズは、AMD 300番台以降（AM4ソケット全て）のマザーボードで利用できます。ただし、対応BIOSが必要な場合があるため注意です。少なくとも400番台・300番台は発売時点の状態では利用できません。
なお、Ryzen 5 5600GTとRyzen 5 5500GTにはWraith Stealthクーラーが付属します。
