錦です。
VideoCardzによるとMEGAsizeGPU氏が「GeForce RTX 3060」「GeForce RTX 3060 Ti」の別のバリアントについてツイートしています。
Upcoming RTX30 lineup:
— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) 2022年9月7日
3060 8G
GA106 128bit 8GD6
3060Ti D6X
GA104 256bit 8GD6X
3070Ti
GA102 256bit 8GD6X
登場する製品
GeForce RTX 30シリーズは現在、在庫が潤沢でありそれを処分するために大幅に値段が下がっています。円安に抗うように値段が下がってますね。一時期のGPUの値段の半額レベルまで落ち着いている製品もあるほどです。
NVIDIAが製品のコアを変えたりメモリを変更するのは、GPUコアの在庫がありそれを他の製品に回すためだったり、売り尽くすためだったりしますが今回もそんな感じですかね。
RTX 3060
RTX 3060は現在、12GBの192bit GDDR6メモリを搭載していますが、新しいバリアントでは8GBの128bit GDDR6メモリを搭載しているそうです。メモリが変更されるに伴ってメモリクロック自体は15Gbpsで変わらなかったものの、メモリ容量が削減されており、メモリインターフェイスも192bitから128bitとダウングレードされているので、帯域は下がるものと見られます(計算上 最大240GB/s)。
おそらくRTX 3060は下位モデルとして登場する見込みで、大体4万円代後半〜5万円程度になっていますが、4万円前半くらいから登場するようになるのでしょうか。コアにはGA106を採用しています。
RTX 3060 Ti
一方で、RTX 3060 Tiでは現在、8GBの256bit GDDR6メモリを搭載していますが、新しいバリアントでは8GB 256bit GDDR6Xメモリを搭載するそう。GDDR6Xになった事によってメモリクロックが14Gbpsから19Gbpsに向上しています。これに伴いメモリ帯域が向上することになります(計算上 最大608GB/s)。
こちらはRTX 3060 Tiの上位として登場する可能性がありますが、RTX 3070がGDDR6Xではないので、ある種の下剋上ですね。
また、GDDR6XになったことでGPUコアはGA104になるよう。RTX 3060 Tiは基本的にGA104コアが採用されていて、中国ではGA103コアが出回っていますが、もしこれに置き換えられるならGA104で統一されるかな(でもGA103も確か在庫処分のためのRTX 3060 Ti投入だった覚えがある)。もしこの製品が投入されれば
登場時期
登場時期はVideoCardzによると10月末までの登場になるとのこと。この頃にはRTX 40シリーズが登場していますが、いつもどおりハイエンド(RTX 4090やRTX 4080)からの投入となると見られており、ミドルレンジでは現役となるでしょう(いつもの流れだとRTX 4060相当は来年以降かな)。