錦です。
Intelは、イスラエルで開催された「Intel Tech Tour」にて、第13世代「Raptor Lake」に最大6GHzまでブーストするSKUが存在することと、8GHzのOC世界記録を達成するアーキテクチャであることを明らかにしました。
6GHzの大台
現在、Intelの最大ブーストクロックとなっているのは、Core i9-12900KSにて「Intel Thermal Velocity Boost」と「Intel Turbo Boost Max 3.0 Technology」を使用した5.5GHzとなっています。一方競合のAMDは、Raphaelこと「Ryzen 7000」シリーズの最上位「Ryzen 9 7950X」の最大ブーストクロックが5.7GHzになっています。
しかし、次期Intel Coreとなる「Raptor Lake」には6GHzに達するモデルが存在するようです。ただこれがどの製品なのかは明らかになっておらず、すでに明らかになっているラインナップでは6.0GHzに達するモデルは確認されていません。
おそらく、Core i9-13900KSのようなモデルがブーストクロックで6GHzに到達する世界初のプロセッサになるものと見られます。
ちなみに、5GHzに初めて到達した製品はAMDの「FX-9590」で、8コアながらTDPは220W。これは第1世代のRyzen Threadripper以上どころか、32コアの第2世代Ryzen Threadripper(250W)と大差ないレベルの爆熱となっていました(ちなみに今「FX-9590」とGoogleの検索に打ち込むと「爆熱」の他に何故か「漢」と出てきました)。Intelは第8世代のSpecial Editionである「Core i7-8086K」で初めてブーストクロックが5GHzに達しました。
8GHz OC
Intelはオーバークロックで8GHzにたっし世界記録になると謳っています。なお、現在世界記録は、「Celeron D 347」で8.36GHzに到達しただとか、「Core i7-11900K」の7.3GHzが世界記録だとか言われていますが、どれを参照したんでしょう。なお、ギネス記録に乗っているのはAMDが「Bulldozer」アーキテクチャのFXで到達した8.429GHzらしいです。