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AMD、モバイル向けなのに16コアと144MBのL2+L3キャッシュを搭載した「Ryzen 97945HX3D」を発表 ~ 3D V-Cache採用のAPU

錦です。

AMDは中国のゲームイベントChina Joyにて、「Ryzen 9 7945HX3D」を発表しました。

Ryzen 9 7945HX3D

「Ryzne 9 7945HX3D」は、世界最速のモバイル向けプロセッサとなります。

CPUには最大5.4GHzで駆動する16コア32スレッドのZen 4を採用しており、最大の特徴は、3D V-Cacheを採用しているという点です。

3D V-CacheはAMDの3Dパッケージング技術で、CCDの上にL3キャッシュを積層することによってL3キャッシュを増加させます。通常、L3キャッシュはCCDあたり32MB、CCDは最大2基搭載されているので、64MB搭載されていますがこのモデルでは、128MBも搭載されています。L2キャッシュと合わせると144MBにもなります。

AMDは3D V-Cahceが低電力環境で効果を発揮するとしており、40Wの環境で7945HXと比較してTomb Raiderで23%性能が向上しているとしています。平均で15%の性能向上があるとしています。

搭載製品と発売

Ryzen 9 7945HX搭載製品はASUSから登場し、「ROG Strix SCAR 17 X3D」が8月22日に発売されます。

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