錦です。
AMDはCESにて、Zen 4 CPUに3D V-Cacheを搭載した「Ryzen 7000X3D」シリーズを発表しました。
Ryzen 7000X3Dシリーズ
Ryzen 7000X3Dは、Ryzen 7000シリーズのパッケージに3D V-Cacheに搭載された製品となっています。
コアスレッド | ベースクロック | ブーストクロック | L2+L3 | TDP | |
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Ryzen 9 7950X3D | 16C/32T | 4.2GHz | 5.7GHz | 144MB | 120W |
Ryzen 9 7900X3D | 12C/24T | 4.4GHz | 5.6GHz | 140MB | 120W |
Ryzen 7 7800X3D | 8C/16T | 5.0GHz | 104MB | 120W |
3D V-Cacheは、TSMCの3Dパッケージング技術を採用し、CCD(チップレット)の上にL3キャッシュを搭載しています。キャッシュを搭載することでCPUがデータを読み込むレイテンシを削減する事ができ性能が向上します。
X3DシリーズはRyzen 5000シリーズにも「Ryzen 7 5800X3D」の1モデルが登場していましたが、今回は5800X3Dの後継である「Ryzen 7 7800X3D」だけでなく、16コア32スレッドとRyzen 7000シリーズの最上位シリーズとなる「Ryzen 9 7950X3D」や、12コア24スレッドの「Ryzen 9 7900X3D」も登場しました。
AMDは最上位のRyzen 9 7950X3Dを「世界最高のゲーミングGPU」としています。性能は、Core i3-13900Kと比較して、Rainbow Six Siegeで13%、Total War:Three Kingdomsで18%、Reddead Reademptionで23%、Horizon Zero Dawnで24%、それぞれフレームレートが向上するとしています。
その他、一般ユースでも、PassMark10で11%、Adobe Premire Proで17%、DaVinvi Resolveで24%、7-Zipによる圧縮が52%、それぞれ高速になるとしています。
発売
2月に発売される予定ですが、具体的な日付は明らかにされていません。
また、価格も発表されていません。