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NVIDIA、Adaベースの「NVIDIA RTX 5000/4500/4000 Ada」を正式に発表 ~ プロ向けAda GPUのラインナップを拡充・Omniverse鯖向けの「L40S」も登場

NVIDIAは、Ada Lovelaceアーキテクチャをベースにしたプロ向けGPUNVIDIA RTX」を拡充し「NVIDIA RTX 5000 Ada世代」「NVIDIA RTX 4500 Ada世代」「NVIDIA RTX 4000 Ada世代」を追加しました。これによりすでに発表されている「NVIDIA RTX 6000 Ada世代」「NVIDIA RTX 4000 SFF Ada世代」と合わせて5製品となりました。

RTX 5000/4500/4000

今回の製品はすべて、GeForce RTX 40シリーズと同様にTSMC 4nmで製造されるAda Lovelaceアーキテクチャを採用しています。旧Quadro系統のラインナップです。

RTX 6000
Ada
RTX 5000
Ada
RTX 4500
Ada
RTX 4000
Ada
RTX 4000
SFF Ada
ダイ AD102 AD102 AD104 AD104 AD104
トランジスタ 763億 763億 358億 358億 358億
CUDA 18176 12800 7680 6144 6144
Tensorコア 568 400 240 192 192
RTコア/SM数 142 100 60 48 48
単精度性能 91.1 TFLOPS 65.3 TFLOPS 39.6 TFLOPS 26.7 TFLOPS 19.2 TFLOPS
Tensorコア性能 1457.0 TFLOPS 1044.4 TFLOPS 634.0 TFLOPS 427.6 TFLOPS 306.8 TFLOPS
RTコア性能 210.6 TFLOPS 151.0 TFLOPS 91.6 TFLOPS 61.8 TFLOPS 44.3 TFLOPS
メモリ 48GB
GDDR6
32GB
GDDR6
24GB
GDDR6
20GB
GDDR6
20GB
GDDR6
メモリバス 384bit 256bit 192bit 160bit 160bit
メモリ帯域 960 GB/s 576 GB/s 432 GB/s 360 GB/s 280 GB/s
TBP 300W 250W 210W 130W 70W
接続 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16 PCIe 4.0 x16
専有スロット 2 2 2 1 2

RTX 4000 Adaは、先行して発売されている「RTX 4000 SFF Ada」を強化したものとなっています。そもそもSFF自体、性能を抑えてサイズを抑えたものなのでそのフル版だと考えていただければ。

性能については、RTX 5000 Adaについて、Ampereベースの前世代RTX 5000と比較して生成AIで1.5倍、グラフィックスで1.6倍、レンダリングで2倍、OmniverseのRTXレンダラーで3倍の性能を誇るとしています。

発売と価格

RTX 5000が4,000ドル(訳572,000円)、RTX 4500が2,250ドル(約322,000円)、RTX 4000が1,250ドル(約179,000円)となります。

RTX 5000は本日より、RTX 4500は10月、RTX 4000は9月の提供となります。

L40S

また同時に、Omniverse環境向けのサーバー「NVIDIA OVX Server」向けに「NVIDIA L40S」が発表されました。

NVIDIA L40S
ダイ AD102
トランジスタ 763億
CUDA 18176
Tensorコア 568
RTコア/SM数 142
単精度性能 91.6 TFLOPS
Tensorコア性能 N/A
RTコア性能 212.0 TFLOPS
メモリ 48GB
GDDR6
メモリバス 384bit
メモリ帯域 864 GB/s
TBP 350W
接続 PCIe 4.0 x16
専有スロット 2

今秋より、ASUSDellGigabyte、HPE、Lenovo、QCT、Supermicroなどから搭載システムが登場します。

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