TSMCはドイツにて工場の設立を正式に発表しました。
日本と同様
TSMCが台湾以外に工場を建築するのは米国、日本に続く3カ国目で、欧州では初となります。先端製造技術を有するIntel、Samsung、TSMCのうち、欧州での工場設立を表明しているのはIntelのみでした。
TSMCは日本のJASMと同様にTSMCとドイツの現地企業が出資する合弁会社「ESMC」(European Semiconductor Manufacturing Company)を設立します。出資するのはTSMC(70%)の他、Robert Bosch GmbH、Infineon Technologies AG、NXP Semiconductorsの3社(30%)です。また日本と同様に政府からの支援も受けます。違う点はEUからも支援を受けるという点でしょうか。この点は、なんというか、EUとして歓迎するといった感じでしょうか。
製造するのは28nm/22nmのプレーナーCMOS、16.12nmのFinFetのプロセスで3nmのような先端プロセスは引き続き台湾でのみの生産となります(米国では5nm/3nmの製造が検討されています)。