Qualcomm、Robert Bosch GmbH、Infineon Technologies AG、Nordic Semiconductor、NXP Semiconductorsは共同でRISC-Vの採用を促進することを目的とした会社へ共同で投資するため集結したことを発表しました。
RISC-V
RISC-VはオープンソースのCPU命令セット(アーキテクチャ)です。ハイパフォーマンスなコンピューティング分野でx86、Armに継ぐ第3極となることが期待されています。
RISC-Vを採用したパソコンやスマホは少なからず存在はするものの普及はしておらず、まだ開発途上ですが、Googleが将来的にRISC-Vをサポートすることを明言している他、一部のSSDコントローラにはすでに採用されていたり、Appleも採用を検討していることを報じれられています。
そんなRISC-Vですが、様々な企業が採用のために投資しているものの、やはりArmやx86には技術もシェアも遠く及んでいません。QualcommらはArmを脱却したいという意図もあってRISC-Vへの投資をしたことが推測されます。
今回集結した企業は、当初は自動車に焦点を当てるとしつつ、将来的にはモバイルとIoTを含むように拡張されるとしています。また、RISC-Vがその中核としてイノベーションを促進し、あらゆる企業がオープンソースの命令セットに基づいて最先端のカスタマイズされたハードウェアを開発できるようにするとのことです。
新会社
新会社はドイツで設立されますが、会社名などは明かされていません。現時点ではまだ会社は設立できていない用で、感覚区域による規制当局の承認が必要であるとしています。