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Microsoft、Windows 7/8/8.1からWindows 10/11への無償アップグレードを完全に廃止 〜 Windows 10からWindows 11は存続

Microsoft20日、Windos 7/8およびWindows 8.1からWindows 10及びWindows 11への無償アップグレードについて、無償アップグレード用のインストールパスを削除したこと旨を示すサポートドキュメントを公開していたことがわかりました。これによって、期間超過後にもかかわらず可能だったアップグレードが完全に廃止されました。

Windows 10への無償更新

2015年にWindows 10がリリースされた際、Windows 7Windows 8及びWindows 8.1からWindows 10への無償アップグレードが2016年7月29日までという期限付きで提供されました。

Windows 10へのアップグレードは、Windows 7 Professional/UltimateとWindows 8/8.1 Pro/Pro Student/Pro WMCはWindows 10 Proに、Windows 7 Starter/Home/Home PremiumとWindows 8/8.1はWindows 10 Homeにそれぞれ無償でアップグレード(ライセンスキーの使いまわし)が可能になるというものです。

しかし、期限超過後もアップグレードが可能な状態が続いていました。更にWindows 11リリース後は同じライセンスでWindows 11のインストールも可能でした。実際にこれは非公式状態であり、なぜか7年経った今に至るまで可能だったわけです(なお、障がい者向け機能が搭載されているWindows 10いついては2017年末まで無償アップグレードが公式に提供されました)。

不可能に

Microsoftは突如として、このインストールパスを削除し、Windows 7Windows 8/8.1のライセンスキーが利用不可能になることを通告しました。現時点で、CanaryチャネルのWindows Insider PreviewにてWindows 7Windows 8/8.1のライセンスキーが認証されないことが確認されています。

また、この変更がどれほど影響するかについては不明瞭で、すでにWindows 10にアップグレード済みのWindows 7/8ライセンスキーの取り扱いなども気になります(流石に、対象外だよね?)。

Win10からWin11

なお、今回のリリースにおいてMicrosoftは、Windows 10からWindows 11へのアップグレードは引き続き無料で行えるとしています。ただし、このアップグレードについても、Microsoftが当初予告していたリリースから少なくとも1年間はすでに過ぎているため、いつ打ち切られてもおかしくはなく、MicrosoftWindows 11へのアップグレードを推奨しています。Windows 10は2025年10月13日でサポートが終了することも留意しておく必要があります。

また、Windows 7/8のライセンスキーはWindows 11でも利用可能でしたが、Windows 7Windows 8の時代のPCは基本的にWindows 11に対応していません。

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