Microsoftが2025年10月13日をもって「Windows 10」について、Extended Security Update(ESU)を提供し、最大3年間サポートを有償で提供することを発表しました。
Windows 10のEOS
Windows 10は、2015年に発表された後、Windows as a Serviceという名目で、半年に一回提供される機能更新プログラムを適用することで、半永久的にサポートが続くとされていましたが、2021年にWindows 11が発表されたことで、Windows 10は2025年10月13日をもってサポート終了となる予定に変わっています。
また、Windows 10への機能追加についてもすでに終了しており、Windows Copilotの導入など例外はあるものの、v22H2が最後の機能更新プログラムとなっています。
ESU
Windows 7のサポートが2020年1月14日に終了する際、Microsoftは主に法人向けに有償で延長サポート(ESU)を提供しました。ESUは3年間提供され、今年1月にWindows 8.1のサポート終了と共に終了しました。
Windows 10でも同様にESUが提供されることが発表されました。エディションについては明らかになっていませんが、おそらくPro以上のエディションが対象になるものと見られます。
ESUでは、不具合の修正などはなく、重要なセキュリティの更新にとどまります。
また、期間は3年とされていますが、具体的な終了日についても言及されていません。しっかり3年測るなら2028年10月10日までとなります。
クライアントPCについてはESUは有償で提供されますが、Windows 365のWindows 10と、Azure Virtual DesktopのWindows 10 instanceについては無償でESUが提供されるとのことです。