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NVIDIA CEO、岸田首相と面会 ~ 自慢のH100システム(らしきもの)を引き連れて ~

出典:NVIDIA

革ジャンCEOの愛称をもつジェンスン・ファンCEOは4日、首相官邸で岸田首相と面会した事がわかりました。

国内事業者と連携

ファン氏が面会後、記者団に対して、日本でソフトバンクさくらインターネットNEC、NTTなどの企業と連携していくとしました*1

とくに、ソフトバンクNVIDIAと深い関係を持っている他、さくらインターネットは来年1月以降に国内では最大規模で世界最速のAIアクセラレータでもある同社のフラグシップGPGPUNVIDIA H100」を導入する計画を明らかにしており*2、岸田首相としても国内のAI革新を加速したい考えが見て取れます。

岸田首相は、GPUをできるだけ多く供給する用に要請した他、5月にG7で立ち上げたAIルールの国際的な議論である「広島AIプロセス」について説明したとのことです。広島AIプロセスは、数日前にG7で合意に至っており、今年G7の議長を務める岸田首相が詳しく説明したと見られています。

ファン氏は日本語によるAIデータについて、日本で使わなければいけないし、日本でその改善がされていかなければならないと指摘しました。

ちなみに、日本経済新聞の画像を見たらわかるんですけど、めっちゃ笑顔でDGX H100の一部らしきものを自慢している革ジャンCEOがいます(革ジャンで岸田首相と面会したのかな)。

日本の半導体戦略

岸田政権下では、半導体とAIについて急速に進んでいることが伺えます。

西村経済産業大臣は、Rapidusとの連携をAMDNVIDIAAppleなどの大手ファブレス半導体メーカーに求め、各企業からの支持を獲得し、またジムケラー氏率いるAIベンチャーのTenstorrentと提携することに成功しました。

AIについても、NVIDIAと西村大臣、岸田首相との面会がこのところ急増したことから、GPUの供給獲得に全力を注いでいることがわかります。さくらインターネットが1月以降にH100 GPUのサービス提供を予定していますが、今後も日本のAI市場開拓を急ぐ考えが見て取れますね。

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