IntelのPat Gelsinger CEOは、次々世代のCore Ultraプロセッサとなる「Panther Lake」がIntel 18Aプロセスで2025年半ばにリリースされると明らかにしました。

Panther Lake

現在最新のラインナップは、第1世代Core Ultraの「Meteor Lake」と、第14世代Coreプロセッサの「Raptor Lake」ですが、Panther Lakeはその2つ後の世代となる次々世代の製品で、ラインナップ的には第3世代Core Ultraプロセッサとなります。

今年後半には、第2世代Core Ultraプロセッサとなる「Lunar Lake」と「Arrow Lake」が登場する予定となっています。

IntelはMeteor Lakeで導入された「Intel AI Boost」というNPUが、Lunar Lakeで3倍の性能（45 TOPS/プロセッサ全体では100 TOPS）を実現することを予告していますが、新たにPanther Lakeで2倍の性能向上を謳っています。すなわち、来年までにIntel CPUのAI性能が200 TOPS前後まで向上することを意味しています。

また、Panther LakeがIntel 18Aで製造されることも確認しました。Intel 18Aプロセスはすでに生産を開始しているとしています。といっても、Panther LakeでもMeter Lakeから引き続きタイル構造を採用するため、実際にIntel 18AとなるのはCompute Tileに限られるでしょう。

当初の発表では、Lunar LakeもIntel 18Aを使用するという話でしたが、この計画については疑問を呈する声もあります。もし、18Aでも製造能力的にLunar Lakeが限定的なリリースになる可能性があるとも言われてます。