錦です。
2020年登場のMacのうち、ノートブックにあたる13インチのMacBook ProとMacBook AirのCPUの話です。
モバイル向けCPUのうち、MacBook Pro 13インチに採用されるUシリーズはComet LakeとIce Lakeが、MacBook Airに採用されるYシリーズは、Ice LakeとAmber Lake Yがそれぞれ存在しています。
MacBook Pro 13インチは、グラフィックにUHDよりも性能が高いIris Plusを採用したCPUを例年採用しています。これは、dGPUが搭載されないため、iGPUの性能を上げることで補っているためです。Comet LakeにはUHDが採用されていますが、Ice Lakeのうち末尾G4/G7のものはIris Plusが採用されています。また、Comet Lake-Uには現状25WのCPUがないというのも考えられる理由の一つです。ただ、Comet Lake-Uには、6コアのものもあるため、Appleがグラフィックを採るか、コア数を採るか。ここで明暗が別れてくるでしょう。
Ice LakeのiGPUは、Gen11という新しいもので性能が大幅に向上しています。そのため、dGPUなしでグラフィック性能を高めるならIce Lakeが最適です。
MacBook Airも例外でないと考えています。Ice Lakeは25Wと15W、9Wに展開しています。このうち25Wのものは13インチMacBook ProのThunderboltポート×4のものに、15Wは13インチMacBook ProのThunderboltポート×2のものに採用されています。9WというのはIce Lakeから出来た新しいTDP帯ですが、Amber Lake Yやそれ以前の超省電力 7Wのものの後継と見られます。MacBook Airは、MacBook Proほど自身はありませんが、Ice Lakeを採用すると見られ、コア数は4に向上すると見られます。Ice LakeでなくAmber Lakeだったとしてもコア数は増えます。9WのIce Lakeは、その他のIce Lake同様 Gen11のiGPUが採用されるため、グラフィック性能が大幅に向上します。おそらくG4かG7のCPU を持ってくると思うのでMacBook AirにもIris Plusが採用されると見られます。ただ、MacBook Proと差をつけるためComet Lakeを採用するという可能性があります。
その他のMacBook Pro 16インチやiMacについてはComet Lakeで構成されると見られます。