錦です。
iPad Pro 第4世代でApple A12Z BionicチップがA12Xとほぼ同じだとされている件について、TechInsightsが、それぞれにダイの写真を撮影し、ツイートしています。
Our analysis confirms #Apple #A12Z GPU chip found inside #iPadPro (model A2068) is the same as A12X predecessor. A report of our findings is underway & will be available as part of TechInsights' #Logic Subscription. Learn more here https://t.co/WWQqlPorNF pic.twitter.com/RsQEADpZsc
— TechInsights (@techinsightsinc) 2020年4月13日
Apple A12X BionicとApple A12Zチップの構造は同じであり、ダイサイズは若干異なりますが、正直かなり誤差と言っていいほど(0.02mm)しか差はないです。以前から伝えられているように、Apple A12Zは、Apple A12Xと同じであり、GPUコアが1つだけ有効化されたということを裏付けることになりました。
Apple A12XとApple A12Z。今後Apple TVにでもApple A12Xを搭載してリリースするのであれば、実はこれ結構Appleにとって良いことがあるんです。Apple A12ZとApple A12Xはハード的には同じチップだとしても、GPUコアの1つを使うか使わないかという差はあります。半導体は、製造してると必ず欠損個体が出てくることから、Apple A12Zを製造中に、GPUコア1コアが欠損して作られてもApple A12Xとして流用することができる・・・・。Intelの末尾F CPUみたいな考え方です。欠損部分がある個体が出ても、その部分を無効という仕様にして、安価で売れば少なくとも利益が出る。みたいな。実は、これコンシューマから見ても、製造者からみても、割とWin-Winだったりするんですよね。
こんなことはないかな。