錦です。
Digital Chat Station氏がWeiboにてSnapdragon 888の上位モデルの存在を明らかにしています。
Snapdragonは、855以降夏場に855 PlusといったCPUクロックやGPUクロックを強化したモデルが登場しています。2020年もSnapdragon 865を強化した「Snapdragon 865 Plus」がリリースされています。
これまでの命名法則に従うと2021年に登場するこのSoCの名前は「Snapdragon 888 Plus」になるはずですが、今年は「Snapdragon 888 Pro」になるようです。
今のところこれ以上の情報は明らかになっておらず「Snapdragon 888 Pro」というSoCが存在することが今回のリークです。
SDM 865 Plusでは、SDM 888でもサポートしないような通信規格をサポートしています。例えばWi-Fi 6EやBluetooth 5.2がそれになります。実際、内蔵されているワイヤレスチップがSDM 888が「FastConnect 6800」ですが、SDM 865 Plusは「FastConnect 6900」という次世代のものになっています。
つまり、「Snapdragon 8シリーズ」と「Snapdragon 8 Plusシリーズ」は実質別物で、8 Plusシリーズの方が上位のシリーズになっているようです。つまり年末商戦に向けたガチハイエンドSoCがPlusシリーズというわけです。それが今年は「Pro」になるということのようです。
Qualcommには今年はApple以外の競合相手がいます。ただ、AppleはiOS向けでプラットフォームが違うので、ガッツリAndroidで競合相手になることはないのですが、今年はどうもそれ以外にも競合相手がいる様子。
いや、ずっといるんですけど、これまではあまり採用例が少なかったヤツがとんでもない製品をリリースすると噂されています。
それはSamsungで、Samsungの次期「Exynos」はAMDのGPUを搭載し、Snapdragonどころか、現在スマホデバイスで最もグラフィックスパフォーマンスに優れたApple SoCさえも下してしまうと噂されています。
QualcommはSnapdragon 888 ProでこのExynosに対抗するためにガッツリGPUの性能を上げてくるんでしょうね・・・。
といった感じです。
via Wccftech