錦です。
NVIDIAは本日、GeForce 466.27ドライバのリリースノートで、GeForce RTX 3060のマイニング制限が更新されたモデルが5月中旬に登場することを明らかにしました。
This driver updates the hash limiter for the GeForce RTX 3060 12GB and is required for product shipped starting mid-May.
引用:NVIDIA(PDF)
日本語訳すると「このドライバは、GeForce RTX 3060 12GBのハッシュ・リミッターを更新するもので、5月中旬以降に出荷される製品に必要です。」となります。
これはすなわち、5月中旬以降に出荷されるGeForce RTX 3060には新たなハッシュ・リミッター(=マイニング制限)が導入されるということになります。
以前から伝えていますように、GeForce RTX 3060のGPUコアは「GA106-300」ですが、マイニング制限を強化するためにまもなく「GA106-302」に更新される予定です。「GA106-302」では、既存のドライバやファームウェアが利用できないようになっていて、マイニング制限の回避が非常に難しくなっています。具体的な仕組みについてはこちらの記事にまとめています。
つまり、「GA106-302」搭載の新しいGeForce RTX 3060は、ドライバのバージョンがv466.27以降じゃないと動作しないという事になっています。
そして、この制限は、GeForce RTX 3060のあと、RTX 3060 Ti以上のGPUにも適用される予定となっています。個人的に予想していた、GA106-302が他のGPUの変更とともにリリースされるということは起きませんでしたが、残りのGPUについてもまもなく同様に「既存のドライバが使えない」「マイニング制限が導入された」状態のコアがやってくるはずです。
ただ、GeForce RTX 3060以外のGPUのマイニング制限の導入は、CMP 30HXと40HXが登場することが前提だと思っているので、若干遅れるのかもしれません。少なくとも、マイニング制限を導入したRTX 3080 Tiが5月末にリリースされるので、それまでにはマイニング制限が導入されるはずです。
via VideoCardz