Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

Tiger Lake-Hの発表スライドがリーク ~ TGL-Hのラインナップの詳細な仕様が明らかに

f:id:doskokimeil127-dosd:20210120200837p:plain

錦です。

スペインメディアHD Tecnologicaが、Intel Tiger Lake-Hのスライドをリークしています。

リークされたスライドには詳細なSKUラインナップとその使用にまつわるものがありました。まとめると以下の図になります。

i9-11980HK i9-11900H i7-11800H i5-11400H i5-11260H
コア
スレッド
8C/16T 8C/16T 8C/16T 6C/12T 6C/12T
ベース
クロック
2.6GHz 2.5GHz 2.3GHz 2.7GHz 2.6GHz
1コア
ブースト
5.0GHz 4.9GHz 4.6GHz 4.5GHz 4.4GHz
2コア
ブースト
5.0GHz 4.9GHz 4.6GHz 4.5GHz 4.4GHz
4コア
ブースト
4.9GHz 4.8GHz 4.5GHz 4.3GHz 4.2GHz
6コア
ブースト
4.7GHz 4.6GHz 4.4GHz 4.1GHz 4.0GHz
8コア
ブースト
4.5GHz 4.4GHz 4.2GHz
TDP 45W 45W 45W 45W 45W
cTDP 65W 35W 35W 35W 35W
cTDP
クロック
3.3GHz 2.5GHz 2.3GHz 2.7GHz 2.6GHz
iGPU UHD UHD UHD UHD UHD
iGPU
定格
350MHz 350MHz 350MHz 350MHz 350MHz
iGPU
ブースト
1450MHz 1450MHz 1450MHz 1450MHz 1400MHz
キャッシュ 24MB 24MB 24MB 12MB 12MB

アーキテクチャは既出のTiger Lakeと同様に10nm SuperFinで製造された「Willow Cove」。Core i9の2SKUでは最大5GHzのTurbo Boost Max Technology 3.0がサポートされています。

メモリの仕様はDDR4-3200。最大の容量は書かれていませんでしたが、おそらく128GBまでと見られます。まだ DDR5のサポートは含まれていません。

拡張性ですが、CPU自身が20レーンのPCIe 4.0スロットを有しています。AMD Ryzen MobileがまだPCIe 4.0をサポートしていませんので、モバイルにおいてはIntelのほうが先にPCIe 4.0に対応した形となっています。また、USB4を含むThunderbolt 4のサポートも含まれています。それに加えてストレージでは、ゲームのロード時間の短縮が期待される「Windows Direct Storage」がサポートされています。

iGPUにはXe Graphicsが採用されていますが、EU数は32コアになっています。最新のdGPUと組み合わせることによって最大4K120Hzまたは1080p360Hzの画面出力までサポートするとしています。

Intelは、リークされたスライドの中でi5-11400HとRyzen 9 5900HSを比較して、対等の性能を持っているとアピールしています。

同社は、このシリーズがミドルレンジからハイエンド、超ハイエンドまでをカバーするとしており、699ドルから999ドル(8万~12万円くらい)の製品から1999ドル(25万円くらい)の製品までカバーするとアピールしています。

Tiger Lake-Hは5月11日に発表される見込みです。

via VideoCardz