錦です。
スペインメディアHD Tecnologicaが、Intel Tiger Lake-Hのスライドをリークしています。
リークされたスライドには詳細なSKUラインナップとその使用にまつわるものがありました。まとめると以下の図になります。
i9-11980HK | i9-11900H | i7-11800H | i5-11400H | i5-11260H | |
---|---|---|---|---|---|
コア スレッド |
8C/16T | 8C/16T | 8C/16T | 6C/12T | 6C/12T |
ベース クロック |
2.6GHz | 2.5GHz | 2.3GHz | 2.7GHz | 2.6GHz |
1コア ブースト |
5.0GHz | 4.9GHz | 4.6GHz | 4.5GHz | 4.4GHz |
2コア ブースト |
5.0GHz | 4.9GHz | 4.6GHz | 4.5GHz | 4.4GHz |
4コア ブースト |
4.9GHz | 4.8GHz | 4.5GHz | 4.3GHz | 4.2GHz |
6コア ブースト |
4.7GHz | 4.6GHz | 4.4GHz | 4.1GHz | 4.0GHz |
8コア ブースト |
4.5GHz | 4.4GHz | 4.2GHz | ||
TDP | 45W | 45W | 45W | 45W | 45W |
cTDP | 65W | 35W | 35W | 35W | 35W |
cTDP クロック |
3.3GHz | 2.5GHz | 2.3GHz | 2.7GHz | 2.6GHz |
iGPU | UHD | UHD | UHD | UHD | UHD |
iGPU 定格 |
350MHz | 350MHz | 350MHz | 350MHz | 350MHz |
iGPU ブースト |
1450MHz | 1450MHz | 1450MHz | 1450MHz | 1400MHz |
キャッシュ | 24MB | 24MB | 24MB | 12MB | 12MB |
アーキテクチャは既出のTiger Lakeと同様に10nm SuperFinで製造された「Willow Cove」。Core i9の2SKUでは最大5GHzのTurbo Boost Max Technology 3.0がサポートされています。
メモリの仕様はDDR4-3200。最大の容量は書かれていませんでしたが、おそらく128GBまでと見られます。まだ DDR5のサポートは含まれていません。
拡張性ですが、CPU自身が20レーンのPCIe 4.0スロットを有しています。AMD Ryzen MobileがまだPCIe 4.0をサポートしていませんので、モバイルにおいてはIntelのほうが先にPCIe 4.0に対応した形となっています。また、USB4を含むThunderbolt 4のサポートも含まれています。それに加えてストレージでは、ゲームのロード時間の短縮が期待される「Windows Direct Storage」がサポートされています。
iGPUにはXe Graphicsが採用されていますが、EU数は32コアになっています。最新のdGPUと組み合わせることによって最大4K120Hzまたは1080p360Hzの画面出力までサポートするとしています。
Intelは、リークされたスライドの中でi5-11400HとRyzen 9 5900HSを比較して、対等の性能を持っているとアピールしています。
同社は、このシリーズがミドルレンジからハイエンド、超ハイエンドまでをカバーするとしており、699ドルから999ドル(8万~12万円くらい)の製品から1999ドル(25万円くらい)の製品までカバーするとアピールしています。
Tiger Lake-Hは5月11日に発表される見込みです。
via VideoCardz