錦です。
遠坂小町@Komachi氏が、UserBenchmarkから未発表の「AMD Radeon PRO W6800」を発見したとツイートしています。
[UserBenchmark] AMD Radeon PRO W6800 https://t.co/2offqjt4Z6
— 遠坂小町@Komachi (@KOMACHI_ENSAKA) 2021年5月7日
>0x73A3/32GB.
Radeon Pro Wシリーズは、ワークステーション向けのGPUとなっていてゲーミングGPUではありません。そのため、価格も高いですが仕様も強化されています。
UserBenchmarkのデータベースではGPUの詳細なスペックは確認できないものの、メモリの容量だけはわかりました。メモリは、32GBとなっています。RDNA 2で最も大容量VRAMを搭載しているRX 6800/6800 XT/6900 XTは16GBですのでその2倍ということになります。また、ここからGDDR6メモリであった場合、メモリインターフェイスが256bitになっていることも伺えます。Wccftechによると、今回のRadeon PRO 6800は、Radeon RX 6800 XTにパフォーマンスが近いとのことです。
Radeon Pro W6000シリーズについてはすでに搭載カードの写真がリークされており、まもなく登場するものと見られています。少し前にRadeon Pro W6900のMPX Moduleが発見されたという情報がありましたが、MPX Connectがなければ、Mac Pro向けのGPUには存在しないファンが搭載されているなど、かなり怪しいもの(というか明らかに虚偽のリーク)がありましたが、Mac Proやワークステーション向けのRDNA 2 GPUの登場が近いことは間違いなさそうです。
Radeon PRO W6800が32GB GDDR6メモリになるということは、Radeon Pro W6900や、Mac Pro向けにリリースが予想されるRadeon Pro W6900Xのようなモデルではビデオメモリの容量は32GB以上ということになります。ただ、競合のNVIDIAには48GBのメモリを搭載したNVIDIA A6000があるのですが、それに対抗する手段になるのでしょうか。少なくとも、RDNA 2の最上位がRadeon Pro W6900Xになることは間違いなさそうな気がしますが。