錦です。
Dave2DのYouTubeによると、WWDCで登場する可能性が高い次期MacBook Pro 16インチに搭載される「Apple M1X」チップ(仮称)は、モバイル向けRTX 3070の半分以下の消費電力を実現しながら、性能はそれと同等になることがわかりました。
動画の情報によると、「GFXBench 5.0 Aztec 1440p」の結果によると、モバイル版RTX 3070が93Wで171.3fps、Apple M1Xチップの32コアGPU版は40W見込みで、170fps以上の性能が見積もられています。これはすなわち電力効率がRTX 3070と比較して2倍であるということを示しています。
Apple M1X
Apple M1Xは、以前、BloombergのMark German氏のレポートによると「JadeC-Chop」と「JadeC-Die」に分かれているというお話をしました。両者はCPU・RAMなどの仕様は共通しているものの、GPUのコア数が大きく異なります。
それぞれのGPUコアは、JadeC-Chopが16コア、JadeC-Dieが32コアとなっており、今回RTX 3070と比較して半分の消費電力となっているのはJadeC-Dieとなっています。
ちなみに、表上部をご覧いただくと8コアのGPUを搭載したApple M1とGeForce GTX 1650との比較も見ることができ、そこでは、10Wで78.1fpsを発揮するのに対して、GTX 1650が72Wで83.7fpsにとどまっています。Apple Siliconの電力効率が非常に高いことがわかります。
Ampereも相当高い電力効率を実現していますが、Appleの次元が違います。
MacBook ProはRTX 3070と同等?
JadeC-DieはMacBook Pro 16インチに搭載される最上位のSoCとなっており、このまま今回の情報がスペックになります。すなわち、次期MacBook Proのグラフィックス性能はRTX 3070モバイル版と同等になるということです。これは、Radeon Pro 5500Mや5600Mを大きく凌駕するものであり、さらなる瀬能アップに期待できます。
新型MacBook Proは明後日開催のWWDCの基調講演で発表される見込みです。
via Wccftech