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ASRock、Ryzen 9 5950Xまで搭載できる10Lサイズの自作PCキット「DeskMini Max」を発表 ~ 128GB RAM・20cmまでのGPUも搭載可能

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錦です。

ASRockは、最大Ryzen 9 5950Xを搭載できるAM4ソケットベアボーンキット「DeskMini Max」を発表しました。

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DeskMini Max

「DeskMini Max」は、同社のベアボーンキットシリーズ「DeskMini」のハイエンドモデルとなっており、AM4ソケットZen 3シリーズの最上位「Ryzen 9 5950X」にも対応する10Lのサイズのベアボーンになっています。サイズは横幅168mm×奥行き220.8mm×高さ268mmで、体積は10Lとのことです。

内部

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「DeskMini Max」のマザーボード(出典:ASRock)

Ryzen搭載のシリーズとしては初めてディスクリートGPUを搭載することができるものになっていて、最大20cm長のグラフィックカードを搭載できます。スロット幅は4スロット分あるのでローエンド・ミドルレンジのグラボなら搭載できそうです。

ざっと調べて見たらRTX 3060が限界。3060 Tiは軒並み20cm超えてました。電源のことも考えるとこれが限界なのかな。ちなみに、RDNA 2についてはそもそも20cm下回るカードがないようでした(あったら教えてください)。RX 6600番台の登場を待ちましょうか。

メモリスロットは4スロットで最大128GBのDDR4メモリを搭載できます。ECCにも対応します。チップセットはどうやらAMD X300みたいですね。これは現行の「DeskMini X300」と同じです。

内部ポートは、前述のPCIe、SATAが2ポート、ストレージ用のM.2が1スロット。これら3ポートのストレージポートによって、RAIDを組むことも可能です。それに加えてWi-Fi+Bluetoothモジュール用のM.2スロットがあります。SATAについては、5.25インチ光学ドライブと3.5インチHDDが搭載出来ます。

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2.5/3.5インチHDDは一つは前面に実装することができるらしい(出典:ASRock)

電源と冷却

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電源と空気の順路(出典:ASRock)

DeskMini Maxには、カスタムされた500W 80PLUSブロンズ認証の電源を搭載しています。電源プラグはビルドインされているタイプとなっていますが、DeskMini Maxの体積に合うようにカスタマイズされたコード長になっています。

また動画では、ファンを通じて外気を内部に取り込むようになっています。

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天面からも外気を吸気できる。

吸気については、天面からもすることが出来、GPUの冷却に使うことが出来ます。この部分にシングルファンの水冷ラジエータも搭載することができ、簡易水冷が利用できます。

外部ポート

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DeskMini Maxの正面と背面(出典:ASRock

ついで外部ポートについて。前面にはUSB 3.2 Gen 1のUSB-Aが2ポート、Cが2ポート、USB 2.0が2ポート。背面にはUSB 3.2Gen 1が2ポート、USB 2.0が2ポート、1Gb LAN、DisplayPort、HDMI、D-Subがそれぞれ1ポートずつあります。あと前面背面にそれぞれ3.5mmイヤフォンジャック(前面は入出力対応、背面はライン出力)があります。

CPU/APU互換性

このベアボーンキット。自分で用意しなければならないのは、CPUとGPUあるいはAPU、RAM、ストレージ、冷却ファン。必要であれば光学ドライブが必要です。

で、そのCPUとの互換性ですが、TDP 105WまでのRyzen 2000番台以降のAPUかCPU、それとどうせだいのAthlonとなっています。まぁ、最上位のRyzen 9 5950Xも搭載可能というわけになりますが、電源は500Wとなっており、5950XとGPUの組み合わせで電源容量不足に陥る可能性がありますので、そこはバランスをとりましょう。

動画内では105W TDPの5950Xと130W TBPのRadeon RX 5500 XTを使っており、他のパーツとの兼ね合いがあるにせよ、CPUを強化するならGPUのグレードは自然に落ちることになりそうです(個人的にはRyzen 5 5600XあたりにRX 6600とか積めばバランスよくコスパも十分なパソコンができるかなとか思ってます)。

今の所、価格や発売日は発表されておらず、日本への進出も不明となっています。

ニュースリリース